院内警察:第5話 隠蔽された医療ミスの真相とは?(前話のネタバレあり)

ドラマ「院内警察」第5話の一場面(C)フジテレビ/共同テレビ
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ドラマ「院内警察」第5話の一場面(C)フジテレビ/共同テレビ

 俳優の桐谷健太さん主演の連続ドラマ「院内警察」(フジテレビ系、金曜午後9時)の第5話が2月9日に放送される。

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 前話は……阿栖暮総合病院の院内刑事・武良井治(桐谷さん)は、医療安全管理委員会へ乗り込み、半年前にこの病院で亡くなったコメンテーター・乾井卓(中山克己さん)について、医療ミスが関係していたのでは、と問い掛ける。

 乾井の死と同時に辞表を提出して病院を辞めた循環器内科の専攻医・前川大樹(近藤頌利さん)を呼び寄せた武良井は、「早速当事者にお話いただきましょう」と前川にマイクを渡す。

 「僕はある患者のことで退職願を出しました」と言う前川は、乾井のカルテを見ながら「心筋梗塞(こうそく)で亡くなったとされている方のカルテです。しかし、このカルテには訂正しなければならない点がある。それは死因です。僕は心筋梗塞でない患者の本当の死因を遺族にお伝えすることができなかった。いえ、させてもらえなかった」と話した。

 第5話は……前川は、乾井の死因は肺塞栓だったが、乾井の妻・君子(酒井麻吏さん)には心筋梗塞と説明するよう、指導医の高木学(山崎樹範さん)に命じられた、と証言する。

 それを受け、乾井の執刀医・榊原俊介(瀬戸康史さん)はすべて話す、と武良井らに告げる。あの日、前川は、乾井が脚部手術後に胸の苦しみを訴えたことを受け、インフォームドコンセント(十分な説明に基づく同意)で、心筋梗塞の可能性が強くカテーテル検査が必要だが致死的な不整脈や脳梗塞など合併症の可能性がある、と君子に説明したという。

 その後、バイタルサイン(生命指標)は落ち着いたものの、肺塞栓の可能性を疑う前川。 しかし高木は血栓の形成状況から見て肺塞栓はないと、様子を見るよう指示する。前川は事情を伝えて榊原の所見を求めると、「実際に患者に触れ真摯(しんし)に診た前川先生の見解が最も信頼に足る」と伝える。

 そのさなか、乾井が再び苦しみ始めた。前川は、高木の指示を無視して検査を始めようとするが……。

 原作はマンガ誌「ヤングチャンピオン」(秋田書店)で連載中の「院内警察 アスクレピオスの蛇」(酒井義さん作、林いちさん画)。病院内に開設された「院内交番」を舞台に、事件の謎解きや人間模様を描く。アスクレピオスはギリシャ神話の医術の神。

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