美空ひばりさんの長男&石井ふく子:「ステージを降りるのは私がいなくなるのと同じこと」 ひばりさんが強い思いで臨んだ「不死鳥コンサート」 「徹子の部屋」で裏話を明かす

「徹子の部屋」に出演した石井ふく子さん(右)と加藤和也さん=テレビ朝日提供
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「徹子の部屋」に出演した石井ふく子さん(右)と加藤和也さん=テレビ朝日提供

 美空ひばりさんの長男・加藤和也さんと、テレビプロデューサーの石井ふく子さんが、5月2日放送の黒柳徹子さんの長寿トーク番組「徹子の部屋」(テレビ朝日系)に出演。1989年、52歳で死去したひばりさんが亡くなる1年前に行った「不死鳥コンサート」の舞台裏について語った。

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 「あの公演自体、今となればうちの母の代表的な最後のコンサートとして(後世に)残していただく大事なコンサートだった」と振り返った加藤さん。当時、ひばりさんは病を患っており、病院の先生からはコンサートは「やめてくれ」と言われていた。

 加藤さんは、ひばりさんに「やめよう」と伝えたが、ひばりさんとは大げんかになってしまった。「私は、歌手・美空ひばりとして生きてきて、ここでステージを降りるのは私がいなくなるのと同じことだからやりたい、ということでやったコンサートだった」と語った。

 当日、ひばりさんは、点滴を打ちながらステージに立った。加藤さんは、「本当にステージが成立するのかなと思っていたんです。そんな状態でやったのが東京ドームのステージでした」と振り返りながら、「僕は反対しましたけど、今となってはやっておいてくれてよかったな」と思いを明かした。

 一方、ひばりさんと親友だった石井さんは、「私はひと言も(コンサートを)やめなさいと言えませんでした」と明かした。番組では、ひばりさんが亡くなる数日前に届いた手紙の内容を明かし、「これが最後の手紙とは思わなかったです。あの頃を思い出すと、つらいです」と涙を流した。

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