俳優の松本まりかさんが、マンガ家・手塚治虫の不朽の名作を実写化し、6月30日午後9時から放送されるドラマ「ブラック・ジャック」(テレビ朝日系)に出演することが分かった。原作にも描かれている架空の奇病「獅子面病」を患い、絶望の中にいる患者役で登場する。
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「獅子面病」とは、骨がどんどん膨れ上がり、顔が獅子のような恐ろしい形相に変形してしまうという治療法が不明の病。松本さんは今回、特殊メークで患者役を演じる。獅子面病の顔、病を隠すために装着している馬のマスク姿、本来の美しい素顔が写し出されたビジュアルも公開された。
「ブラック・ジャック」は、1973~83年に「週刊少年チャンピオン」(秋田書店)で連載された手塚治虫の代表作の一つ。法外な治療費と引き換えに、どんな手術も成功させる無免許の天才外科医ブラック・ジャックの活躍を描いた。医師免許を持っていた手塚さんが「理想の医者」として描いたことでも知られている。テレビ朝日系で1981年に加山雄三さん主演で初めてテレビドラマ化され、以来幾度となくドラマ化や、アニメ化されてきた。
24年ぶりのテレビドラマ化となる今作では、高橋一生さんがブラック・ジャック役で主演する。映画「アルプススタンドのはしの方」、「女子高生に殺されたい」などで知られる城定秀夫さんが監督を担当。連続ドラマ「JIN -仁-」「義母と娘のブルース」(共にTBS系)、NHK連続テレビ小説(朝ドラ)「ごちそうさん」、2025年放送予定のNHK大河ドラマ「べらぼう ~蔦重栄華乃夢噺~」などの森下佳子さんが脚本を手掛ける。
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