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ブラック・ジャック:アッチョンブリケ! 実写ピノコは永尾柚乃「18歳の心を入れて」 “BJ”高橋一生とは撮影中に妖怪トーク

6月30日放送のドラマ「ブラック・ジャック」でピノコを演じる永尾柚乃ちゃん=テレビ朝日提供

 マンガ家・手塚治虫の不朽の名作を高橋一生さん主演で実写化する、テレビ朝日のドラマプレミアム「ブラック・ジャック」(6月30日午後9時放送)に、ピノコ役で子役の永尾柚乃ちゃんが出演することが分かった。「天才」の呼び声も高い話題の子役が、手塚作品の中でも根強い人気を誇るヒロインに息を吹き込む。ピノコのおなじみの「アッチョンブリケ!」ポーズをとるビジュアルも公開された。

 柚乃ちゃんは2016年10月15日生まれの7歳。2023年にドラマ「ブラッシュアップライフ」(日本テレビ系)に出演して一躍脚光を浴び、今年も映画「ゴールデンカムイ」など話題作に出演。現在放送中のドラマ「JKと六法全書」(テレビ朝日系、金曜午後11時15分)にも出演している。

 ピノコは、困難な手術を次々と請け負うブラック・ジャックの助手。もともとは、双子の姉の体内に脳や手足、内臓などがバラバラに収まった状態で18年間生き続けていたのを、ブラック・ジャックに摘出され、その手術で人工の体を得た。見た目は幼児ながらも中身は18歳の乙女。自分を娘のように扱うブラック・ジャックをよそに、彼の妻と言い張り、時に嫉妬深さも見せるキュートなキャラクターだ。

 柚乃ちゃんはもともと「ブラック・ジャック」のファンだったといい、今回のオファーに「家族で大好きな作品なので、本当にうれしくて、ずっとぴょんぴょん飛びました。これからピノコになれるんだと思って、ワクワクと緊張ですごくうれしかったです」と喜びあらわ。

 撮影について「ピノコはブラック・ジャック先生が大好きで、先生のためにいつも、どんなことでも一生懸命なところが好きです。実は18歳なので、18歳の心を入れて『ピノコだったらこうするだろうな。こういう言い方だろうな』と思いながら演じていました」と振り返った。

 ブラック・ジャック役の高橋さんとは「妖怪好き」という共通点があったと明かし、「(高橋さんは)妖怪の本も貸してくれて、妖怪のことをいろいろと教えてくれました。いつも、どんな時でも優しくて面白くて、すごく楽しかったです」と声を弾ませた。

 最後に、視聴者に向けて「手塚治虫先生の『ブラック・ジャック』は、大好きな方がいっぱいいらっしゃる作品だと思います。私自身も大好きな作品なので、できる限り“ピノコらしさ”をなくさないように、気持ちを込めて演じさせていただきました。ぜひ見ていただけたら、うれしいです! どうぞよろしくお願いします」とアピールした。

 「ブラック・ジャック」は、1973~83年に「週刊少年チャンピオン」(秋田書店)で連載された手塚治虫の代表作の一つ。法外な治療費と引き換えに、どんな手術も成功させる無免許の天才外科医ブラック・ジャックの活躍を描いた。医師免許を持っていた手塚さんが「理想の医者」として描いたことでも知られている。テレビ朝日系で1981年に加山雄三さん主演で初めてテレビドラマ化され、以来幾度となくドラマ化や、アニメ化されてきた。

 24年ぶりのテレビドラマ化となる今作では、ブラック・ジャックのライバル・キリコ役の石橋静河さん、奇病「獅子面病」患者役の松本まりかさんはじめ、味方良介さん、山内圭哉さん、千葉哲也さん、玉置孝匡さん、奥田瑛二さん、井之脇海さん、早乙女太一さん、宇野祥平さん、山中崇さん、橋爪功さんの出演が発表されている。

 脚本は、連続ドラマ「JIN -仁-」「義母と娘のブルース」(共にTBS系)、NHK連続テレビ小説(朝ドラ)「ごちそうさん」、2025年放送予定のNHK大河ドラマ「べらぼう ~蔦重栄華乃夢噺~」などの森下佳子さんが手掛ける。

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