VIVANT:「海外バイヤーが最も注目する日本ドラマ」に選出 「MIPCOM BUYERS’ AWARD forJapanese Drama 2023」でGP TBS作品では「天皇の料理番」以来

日曜劇場「VIVANT」のロゴ(C)TBS
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日曜劇場「VIVANT」のロゴ(C)TBS

 今夏話題を呼んだ日曜劇場「VIVANT(ヴィヴァン)」(TBS系)が、日本の各放送局のドラマから世界的に通用する優秀作品を選出する「MIPCOM BUYERS’ AWARD forJapanese Drama 2023」でグランプリを受賞したことが分かった。

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 「MIPCOM BUYERS’ AWARD forJapanese Drama 2023」は、仏カンヌで毎年開催される世界最大級のコンテンツ見本市「MIPCOM」で、審査員の海外バイヤーが日本で制作されたドラマ作品の中から選ぶ。2009年に創設され今年で14回目。グランプリ受賞作は「いま最も海外バイヤーに注目されている日本のドラマ」を意味し、TBS作品の受賞は、2015年の「天皇の料理番」以来、8年ぶり。

 「VIVANT」は「半沢直樹」「下町ロケット」シリーズなどのヒット作を生み出してきた福澤克雄監督が原作・演出のオリジナルストーリー。国内外で諜報活動を行う自衛隊の精鋭部隊「別班」の乃木憂助(堺さん)が、世界で暗躍する謎の組織「テント」に挑む大冒険を描いた。

 主演の堺雅人さんはじめ、阿部寛さん、二階堂ふみさん、二宮和也さん、松坂桃李さん、役所広司さんという「全員主役級」の豪華な主要キャスト陣をそろえたほか、モンゴルでの約2か月半に及ぶ大規模ロケ、初回放送までストーリーや役柄など作品の詳細を明かさない異例の手法が話題になった。

 謎が謎を呼ぶ展開の考察などで、回を経るごとに盛り上がり、9月17日放送の最終回(第10話)の視聴率(関東地区、ビデオリサーチ調べ)は番組最高の世帯19.6%、個人12.9%を記録した。

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