草刈正雄:“死んだはず”の父親は生きていた 伯母からの手紙に大粒の涙 「ファミリーヒストリー」

草刈正雄さん
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草刈正雄さん

 俳優の草刈正雄さんが、8月14日午後7時半から放送されたNHKのドキュメンタリー番組「ファミリーヒストリー」(総合)に出演。「朝鮮戦争で死んだ」と聞かされていた元米兵の父親が長く存命し、2013年に亡くなったことが番組内で明かされた。

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 母・スエ子さんは父親のことについて、草刈さんに「朝鮮戦争で死んだ」と話しており、写真も全部焼いたと伝えていた。草刈さんは父の顔も「見たことがない」と話した。

 番組では、草刈さんが証言していた「朝鮮戦争に出征」「郵便局員」「名前はロバート・トーラ」という情報で捜索を開始。最終的に「ロバート・H・トーラー」という人物が父親だと判明し、草刈さんの伯母にあたる97歳のジャニタ・カラハムさんにたどり着いた。

 スエ子さんとロバートさんは、福岡で偶然に出会って恋に落ち、草刈さんを授かる。しかし、ロバートさんは米国に帰国することになり、家族に日本人女性との間に子供ができたことを言えず「神経衰弱になっていた」という。その後、ロバートさんは兵役のため旧西ドイツへと旅立ち、別の女性と結婚したことが、ジャニタさんの証言や取材で明らかになった。

 ジャニタさんは「あなたの素晴らしいお母様があなたを立派に育ててくれたことを知り、心からうれしく思っています。あなたのことを思って涙を流す日々はもう終わり。これからは笑顔だけです」と手紙を送ると、草刈さんは大粒の涙を流した。

 草刈さんは、ジャニタさんに会うため米国へ。2人はハグをして対面を喜んだ。

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