あなたがしてくれなくても:予想外の“タイトル回収”に驚きの声続出 「盛大なタイトル叙述トリック」「意味が全く別物に」

連続ドラマ「あなたがしてくれなくても」最終話の一場面(C)フジテレビ
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連続ドラマ「あなたがしてくれなくても」最終話の一場面(C)フジテレビ

 俳優の奈緒さん主演の連続ドラマ「あなたがしてくれなくても」(フジテレビ系、木曜午後10時)の最終第11話が6月22日に放送され、SNSでは“タイトル回収”に注目が集まった。

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 ◇以下、ネタバレがあります。

 ドラマは、マンガ誌「漫画アクション」(双葉社)で連載中のハルノ晴さんの同名マンガが原作で、夫婦のセックスレスがテーマ。三竿玲子さんのプロデュース、演出は西谷弘さんと、話題を呼んだドラマ「昼顔」(フジテレビ系)のスタッフが9年ぶりに再集結した。

 最終話では、離婚から2カ月がたち、昇進試験に向けて勉強に励むみち、独立することを決意した陽一、みちを“戦友”として陰ながら見守る新名、育児雑誌の編集長として頑張る楓の姿が描かれた。

 終盤で、陽一のカフェにみち、新名、楓が集まる展開に。新名は「ちゃんと決着をつけたい」と3人の前でみちに告白し、「負け惜しみかもしれないけど幸せになって」と伝えた。陽一は新名に「あなたの負けですね」とけしかけられても「うん」とうなずくだけだった。そんな二人に、楓は「はい、どっちも負け!」と言い放ち、みち、新名、楓の3人は陽一の店を後にした。

 しかし、みちは「忘れ物」と言って、陽一が残るカフェへと引き返した。カフェに戻ったみちは「雨、やみそうにないから」と言い、陽一に近付く。滑って転びそうになったみちを支えた陽一は「みち、好きだよ」とつぶやき、みちは「口が滑ったな」とほほ笑んだ。

 ラストシーンでは、買い物袋を提げたみちと陽一が、青空の下でじゃれ合いながらキスをする場面で「あなたがしてくれなくても」とタイトルが浮かび、ドラマは幕を閉じた。

 SNSでは、「『あなたがしてくれなくても、他の人がいる』じゃなくて、『あなたがしてくれなくても、あなたがいい』ってことだったのね。盛大なタイトル叙述トリックに引っかかってたわけだ」「1話のラストで『あなたしかいない』の文字から『あなたがしてくれなくても』のタイトルに変化する。してくれなくても、あなたしかいない、とみちの答えは既に1話で出ていた」「あなたがしてくれなくても愛しているってことに気付いたってことだよね? タイトル回収すごい」「見る前はタイトルからドロドロの不倫ものを想像してたけど、最終回を終えた後このドラマのタイトルの意味が全く別物に感じられた」などといった声が上がっていた。

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