俳優の渡辺いっけいさんが、篠原涼子さん主演の“月9”ドラマ「民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~」(フジテレビ系、月曜午後9時)の第5話(20日放送)からレギュラー出演することが20日、明らかになった。渡辺さんは、市議会の“ドン”犬崎和久議員(古田新太さん)に“あごで使われる”市役所の真面目な福祉課長で、陰のある男・富田恭一を演じる。
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渡辺さんと古田さんは大学時代の先輩・後輩という間柄で、渡辺さんは「最初は別の役だったらしいのですが、そのうち、脚本家さんが、『せっかくなら古田さんの下で、あごで使われる役の方が面白いのでは』と言われたと伝え聞いています。皆がそれに乗るのなら、それはそれで面白いのでは……」と明かし、「『劇団☆新感線』で一緒だったというつながりがありますので、二人が醸し出す、ちょっとしたやりづらさなどが出るのも面白いかもしれない」とメッセージを寄せている。
さらに、「古田に『おい!』って言われるシーンとか、何とも言えない気持ちになりました。まあ、舞台でもあいつが強くて私が弱いという役が多いので慣れてはいますが」と話し
ながら、「(古田さんと)30年以上の付き合いですから、(演技が)うまいのはわかっているのでリスペクトはしていますよ、向こうはどう思っているかわかりませんが(笑い)」とコメント。「本当に僕が先輩で良かったです、後輩なら地獄ですよ」と語っている。
役作りについては「『この人は何を考えているのだろう』と見える方が良いと思いつつ、ポイントポイントで(意志が)出ているので、兼ね合いが難しかった」と振り返る。陰のある男を演出するため「小道具を使おうと考えました」と、眼鏡を付けて出演。「セリフがない代わりに眼鏡をかける動作をつけたり、上目遣いで見たりして。いい人でもないし、悪い人でもない、最終的には“人間”が見えてくるように」したと説明している。
また、主演の篠原さんについては「共演多いですから、そこは楽でした。気を使わなくてすみますからね。僕が疲れ気味で現場に入ったら、篠原さんがおすすめのサプリを教えてくれたんです。それ飲んで元気になりましたよ!」とエピソードも明かしている。
ドラマは、映画「四十九日のレシピ」などを手がけた黒沢久子さん脚本のオリジナル作品。篠原さん演じる1児のママ・佐藤智子が市議会議員となり、声なき市民と向き合い、市政にはびこる悪や社会で起きている問題を素人目線、女性目線でぶった斬っていく……というストーリー。第5話は、智子に、市議会に汚職議員がいるという告発文が送られてくる……という展開。
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