THE MANZAI:「認定漫才師」50組を発表 笑い飯、スリムクラブら

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 最も面白い漫才師を決める大会「THE MANZAI 2012」の予選を突破した「認定漫才師」50組が25日、発表された。「スリムクラブ」「千鳥」「Hi-Hi」らが昨年に引き続いて予選突破、今年初エントリーした「中川家」「NON STYLE」「笑い飯」の歴代M-1グランプリ王者3組も順当に勝ち残った。予選に出場した1740組から約35倍の狭き門をくぐり抜けた50組は、「THE MANZAI 2012認定漫才師」として、10月から開催される「本戦サーキット」に出場する。

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 この日は認定漫才師50組が出演する特別番組「THE MANZAI 2012認定漫才師50組大集結SP~日本一の漫才師は誰だ!?」(9月放送予定)の収録が行われ、司会を務める「ナインティナイン」の矢部浩之さんは、「M-1チャンピオンが3組も出てるんで、かなりの大会になると思う」、岡村隆史さんも「いやあ面白かった。(面白さが)3番目のネタやってこれですから、決勝はたぶんフジテレビが揺れると思う」と期待した。

 10年末に行われた最後のM-1グランプリで優勝した「笑い飯」の哲夫さんは、決勝で王座を争い、その後に大ブレークした「スリムクラブ」について、「今日見た限りでは決勝に行けないと思う。M-1以降、漫才を作る暇がないくらいブレークしたので、テレビの仕事を控えめにしてもらった僕らの方が優位」と自虐的に笑わせながらも、自信を見せた。

 昨年の「THE MANZAI」で決勝に残り、ブレークした「Hi-Hi」の上田浩二郎さんは、「18年間、誰にも注目されてませんでしたからね」と振り返り、今大会については「結構、“飛び道具”が多いなと。去年は正統派が多かったので、今日(の予選)も本気で笑ってしまいましたからね」と語り、スキンヘッドがトレードマークの相方・岩崎一則さんは、「ハゲ(の芸人)が少しずつ増えてるので、頑張らないと」と危機感を漂わせて笑わせていた。

 「THE MANZAI」は、80年~82年にフジテレビ系で放送され、「B&B」「ツービート」などの漫才師を輩出して漫才ブームを巻き起こしたバラエティー番組を“復活”させた漫才のコンテストで、昨年第1回が開催された。プロの漫才師であれば、年齢や芸歴の制限なく出場できる。優勝賞品はフジテレビのレギュラー番組。今後、「本戦サーキット」で決勝大会に進出する十数組を決定する。決勝大会は12月に同局で生放送する予定。(毎日新聞デジタル)

 ◇「THE MANZAI 2012認定漫才師」に選出された漫才師は以下のとおり。

アインシュタイン▽赤い自転車▽アルコ&ピース▽囲碁将棋▽ウーマンラッシュアワー▽ウエストランド▽S×L▽エルシャラカーニ▽エレファントジョン▽オジンオズボーン▽COWCOW▽学天即▽勝又▽さらば青春の光▽三拍子▽磁石▽シャイニングスターズ▽ジャルジャル▽ジャングルポケット▽新宿カウボーイ▽スーパーマラドーナ▽スパローズ▽スリムクラブ▽ダイノジ▽タイムマシーン3号▽タモンズ▽チーモンチョーチュウ▽千鳥▽天竺鼠▽テンダラー▽Dr.ハインリッヒ▽トレンディエンジェル▽中川家▽流れ星▽2丁拳銃▽ニッチェ▽NON STYLE▽パープーズ▽Hi-Hi▽ハマカーン▽風藤松原▽ボーイフレンド▽マヂカルラブリー▽マシンガンズ▽モンスターエンジン▽ライセンス▽レイザーラモン▽ロザン▽和牛▽笑い飯

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