霊験お初~震える岩~:江戸で起きる奇怪な事件の裏に「忠臣蔵」の悲しい真相 上白石萌音主演ドラマ今夜放送 “相棒”は京本大我「初めて時代劇を見るのにピッタリ」

5月4日放送のドラマ「霊験お初~震える岩~」の一場面=テレビ朝日提供
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5月4日放送のドラマ「霊験お初~震える岩~」の一場面=テレビ朝日提供

 上白石萌音さん主演のテレビ朝日ドラマプレミアム「霊験お初~震える岩~」が、5月4日午後9時~同10時54分に放送される。テレビ朝日と東映がタッグで制作したドラマで、作家の宮部みゆきさんが1993年に発表した小説「震える岩:霊験お初捕物控」を、時代劇の聖地・東映京都撮影所スタッフの技術と、最新VFX技術で初めて映像化。不思議な力“霊験”を宿した町娘・お初(上白石さん)と、与力見習い・古沢右京之介(京本大我さん)が江戸の町で起きた奇怪な連続殺人の謎に迫っていく時代劇×ミステリー作品となる。

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 舞台は江戸時代後期の1802年。江戸で一度死んだ男がよみがえったという奇怪な事件が起きる。直後には、“死人憑(つ)き”の犯行と思われる連続殺人が発生。時を同じくして、「忠臣蔵」で知られる赤穂藩主・浅野内匠頭の切腹現場になった屋敷の庭の岩が夜ごと鳴動する、という謎の現象も起きる。これらの謎に、お初と古沢右京之介の凸凹バディーが挑み、やがて「忠臣蔵」の悲しい真相に突き当たる。

 放送を前に、上白石さんは「人の“思い”が時を超えてあらわれる……という物語。人の心とは何なのか、そして思いはどんなふうに伝わっていくのか、とてもリアルに描かれています。非科学的な事件も多々起きますが、“本当にこういう不思議な世界があるのかもしれない”、“人間の強い思いは時空をも超えてしまうのかもしれない”と感じさせられる作品でした。お初と右京之介がどんなふうに自分の人生を生きていくのかが描かれた物語でもあります。ぜひ多くの方にご覧いただき、ちょっとでも心を健やかに、まっすぐに保つためのヒントみたいなものを見つけていただけたら、うれしいなと思います」とコメント。

 京本さんは「僕が演じる右京之介しかり、この作品の登場人物は不器用なキャラクターが多いんです。それぞれが自分の生き方や大切なものを守るため、逃げずにもがいている……。もがいたからこそ生まれてしまった悲劇もあり、それぞれの不器用さがいろいろな事件や現象につながってしまうんですよね。そして、右京之介は葛藤を抱えながらも自分の生きる道を探していく……という役どころ。皆さんもご自身と重ね合わせて、生き方や人生について改めて考えてもらえたらいいなと思います。若い世代の皆さんの中には時代劇に触れたことがない方もいらっしゃると思いますが、この作品は物語の世界に入り込みやすい要素がたくさん詰まっているので、初めて時代劇を見るのにピッタリだと思います。ぜひご覧ください!」とアピールした。

 ドラマには、上白石さん、京本さんのほか、坂東彌十郎さん、満島真之介さん、高嶋政宏さん、倉科カナさん、野波麻帆さん、味方良介さん、和田正人さん、宮野真守さんが出演する。

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