アイドルグループ「乃木坂46」のメンバーで俳優としても活躍する山下美月さんが、浜辺美波さんや赤楚衛二さんらが出演する映画「六人の嘘つきな大学生」(佐藤祐市監督、11月22日公開)に出演することが分かった。5月に乃木坂46を卒業する山下さんにとって、卒業後初の映画出演作となる。また3人は、2020年公開の映画「映像研には手を出すな!」(英勉監督)でも共演していた。
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映画は、「2022年本屋大賞」にノミネートされ、累計45万部を突破している浅倉秋成さんの同名小説(KADOKAWA)が原作のミステリー。就職活動を巡る心理戦で、6人の大学生の「裏の顔」が暴かれていき、6人の「うそ」と「罪」の真相が、クライマックスで次々と伏線回収されていく。
山下さんが演じるのは、お茶の水女子大学で国際文化を学び、語学力と人脈に絶対的自信を持つ学生、矢代つばさ。山下さんは「不器用な性格故に誤解されやすく、けれど真っすぐで愛(いと)おしいキャラクターでした。強気な発言の裏に隠れるもろさもあり、共感できる部分も多かったです」とコメント。
今作については「原作の掌(てのひら)で転がされていく展開に心を惹(ひ)かれ、ここが伏線だったのか!と、気づけば本が付箋だらけになっていました。感情が露(あら)わになり、冷静さを欠いていく人間の姿が怖くも面白い作品だと感じております。思う存分6人全員を疑って、そして信じていただけたらうれしいです」とアピールした。
撮影では、「現場は、6人のヒリリとした空気はどこから作り出されたのか?と思うほど、裏では笑いが絶えませんでした。脚本を読みながら6人で語り合ったり、他愛もない話をしたり、日々チームワークが深まっていく実感がありました」と振り返った。
倉悠貴さん、西垣匠さんが出演することも発表された。倉さんは、一橋大社会学部社会学科の学生で、口数が少なく冷静な性格だが分析力に優れており、公認会計士の資格を持つ森久保公彦、西垣さんは明治大国際日本学部の学生で、ボランティアサークルの代表を務める袴田亮をそれぞれ演じる。
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