俳優の山田裕貴さんが、このほど東京都内で行われたドラマ「志村けんとドリフの大爆笑物語」(フジテレビ系)の会見に出席した。故・志村けんさん役を演じた山田さんは、劇中で再現する「ザ・ドリフターズ」のコントシーンについて「本当にハードルの高い、かつその人たちに見えなければならない難しさがありました」と振り返った。
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山田さんは「志村さんと加藤さんがアドリブでされていたものをそのまま文字起こしした、台本10ページ以上のコントもあったりして、僕らはアドリブに見せつつお芝居にしなければならなかった」と苦労を告白。
キャスト陣とは演技の相談を重ね、特に加藤茶さん役の勝地涼さんとはせりふの読み合わせもよくしていたと明かし、「もちろん本物にはなれないですが、演じていて皆さんの心の中によみがえるような映像をお届けできるんじゃないかと感じた」と手応えを得たという。
また、志村さん役を演じることが決まった際、周囲から「すげえな」と反響があったといい、「仲が良い芸人の初恋タローさんは、お守り代わりにと、志村さんがのこした言葉が書いてある本を渡してくれた」とエピソードを披露。
「その本に載っている言葉を見て、自分が思っていることと一緒なのかもしれないという部分が少しずつ見つかるだけで、志村さんに近づけている気がした」と話し、「初恋タローさんにものすごく感謝しています」と語った。
会見には、勝地さん、高木ブーさん役の加治将樹さん、仲本工事さん役の松本岳さん、故・いかりや長介さん役の遠藤憲一さんも出席した。
ドラマでは、志村さんが「ザ・ドリフターズ」に携わるようになった高校卒業間際の1968年から、メンバーの一員となり、過酷なスケジュールで過ごした1990年代までを描く。コントのネタ会議やメンバーとの友情も明かされるほか、「8時だヨ!全員集合」(TBS系)や「ドリフ大爆笑」(フジテレビ系)の一場面など、コントシーンも登場する。脚本・演出は、志村さんのコント番組「となりのシムラ」(NHK)にも関わった福田雄一さんが担当する。12月27日午後9時~同11時3分に放送。
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