今年3月31日に放送された、女優の山本美月さん主演のスペシャルドラマ「U-NEXT presents あと3回、君に会える」(カンテレ・フジテレビ系)が、「第75回文化庁芸術祭」のテレビ・ドラマ部門優秀賞を受賞したことが12月25日、分かった。
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「あと3回、君に会える」は、「大切な人との時間の尊さ」がテーマで、山本さん演じる小さな映像制作会社に勤める主人公・玉木楓と、眞栄田郷敦(まえだ・ごうどん)さん演じる謎めいた男性・征史郎とのラブストーリー。工藤阿須加さん、古川琴音さん、水間ロンさん、塚本高史さん、眞島秀和さん、光石研さん、吉行和子さんらが出演した。
受賞は「ふだん意識せずに過ごしていても、家族や知人との別れは突然訪れることがある。もし、一生涯に後、何回会えると前もって分かっていれば、その人との時間をどのように過ごすか。会える回数が背中に浮かび上がるとの設定はSF的だが、登場人物の心情変化を丁寧に描くことで、人と人の出会いの意味を考えさせられるドラマだった」という評価を受けた。
受賞を記念して2021年1月1日午後4時59分までの1週間限定で、「カンテレドーガ」「TVer」「GYAO!」で無料配信中。
この度は、すてきな賞をいただき、本当にありがとうございます。自分が主演させていただいた作品が賞を取る経験は初めてなので、とてもうれしいです。普段ドラマ以外を撮影しているスタッフさんがほとんどで、みんなで試行錯誤しながら作った作品なので、とても思い入れがあります。こんなご時世なので、みんなで集まって喜びを共有できないのが少しもどかしいですが、この賞を受賞したことで、「あと3回、君に会える」がさらに多くの方の目に留まり、愛されたらと思います。
リアルとファンタジーが混ざりあった不思議な世界観のドラマです。私は、楓と同じ世代なので、楓の悩んでいることが撮影当時、せりふを言いながらグサグサ刺さっていました。アラサー女子は共感しやすいかもしれません。そして、今の東京の情景を多く映しているので、また数年後に見たら、その時との変化を楽しめる作品になるのかなと思います。自分にとっての大切な存在を、よりいとおしく思えるこのドラマを、この時代だからこそ、見ていただきたいです。
監督をはじめ全員がすごくこだわりを持って撮影に臨んでいたので、本当にうれしいです。自分自身も、もっともっと精進しようと感じました。「あと3回、君に会える」は、家族、友人、恋人、知り合い、初対面の人、通りすがりの人など、そんな、いろんな人と何気なく過ごす時間や日々について、すごく考えさせられる作品です。まだ見られていない方も、もう見てくださった方も、“あと3回”見てほしいです。
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