俳優の吉村界人さんが、俳優の伊藤英明さんの主演ドラマ「病室で念仏を唱えないでください(念唱)」(TBS系、金曜午後10時)の配信版オリジナルストーリー「病室で念仏を唱えないでください~サトリ研修医・田中玲一~」の第6話(2月21日配信)にゲスト出演することが2月20日、わかった。吉村さんは、研修医・田中玲一(片寄涼太さん)の医大時代の同級生役で出演する。吉村さんは、「片寄君は少し兄貴のように現場をリードしてくださり、お芝居がしやすい環境を作ってくださったので、有り難かったです」とコメントしている。
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「病室で念仏を唱えないでください」の原作は、マンガ誌「ビッグコミック」(小学館)で連載中のこやす珠世さんの同名マンガ。伊藤さん演じる「僧医」松本照円(しょうえん、照之)の奮闘を1話完結型で描く医療ヒューマンドラマ。配信版オリジナルストーリーは、本編に出演するレギュラー陣や各話ゲストも登場。脚本は、女優の灯敦生さん、ラジオパーソナリティー、演出家の家城啓之さん、アニメや特撮の脚本も手がける勝冶(かつや)京子さんが担当する。
吉村さんが演じる藤本圭太は、片寄さん演じる田中玲一の医大時代の同級生。田中とは、当時から成績トップを競い合うライバルで、現在は奨学金を返しながら脳外科医を目指しているという役どころ。
第6話では、田中が当直のバイト先で、藤本と再会する。後日、藤本が交通事故に遭い、あおば台病院に搬送されてくる。検査の結果、右腕の神経を損傷していることが判明。このままでは脳外科医としてメスを握るのは難しいという残酷な事実をどう伝えればいいか悩む田中と、藤本のやりとりが描かれる。
吉村さんは、「今作に参加させて頂いて、本当に感謝しております。脳外科医という夢をお互い持っていた2人が、一つの怪我によって三年振りに『医者と患者』として出会うという状況に緊張感がありました」とコメント。「怪我をきっかけに前向きになれる時だってあるんだなとも感じましたし、とても希望のある作品になっています」と話した。視聴者に向けて、「人生において、友達はやっぱり良くも悪くもいつも自分の鏡になっていると思っていて、そんな友人を想いながら是非、見てほしいです」とアピールした。
吉村さんの起用理由について、高山暢比古プロデューサーは「ライバルでありながら、全く色が異なる2人の登場人物。片寄涼太さんと全く異なる空気を持つ俳優さんに藤本役をお願いしようと思いました。片寄さんのまわりに広がる優しく爽やかな空気と『全く異なる』空気。真っ先に頭に浮かんだのが吉村界人さんでした」と説明。「どこか危うく、緊張感が漂う吉村さんと片寄さんがどのようなお芝居と世界観を作り出してくれるのか。僕も一人の視聴者として、今から楽しみでなりません」とコメントしている。
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