NHK大阪放送局(大阪市中央区)の角英夫(かど・ひでお)局長は4日、同局で定例会見を開き、3月30日に最終回を迎えた、女優の安藤サクラさんが主演で同局が制作した連続テレビ小説(朝ドラ)「まんぷく」について「ご覧いただいた皆さんの心も、まんぷくになっていただけたのでは」と手応えを語った。
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角局長は同ドラマを「萬平、福子が力を合わせて、挫折を乗り越え、家族や仲間に助けられながら成功にたどり着くという復活の物語。半年間の長丁場ですが、何度も(出来事に)波があり、それぞれの波が非常に見応えがあった」と振り返った。また「やはり演技で素晴らしさを発揮していただいたキャストの方々の印象が強いです。安藤サクラさん、長谷川博己さん、松坂慶子さん……最後まで見事な演技で引っ張っていただいた」と感謝。さらに「緻密かつ深みのある物語だった。毎日、喜怒哀楽があり、かつ全体的なストーリーになっているという非常に見事な脚本だった」と述べた。
「まんぷく」は、99作目の朝ドラで、大阪放送局制作としては42作目。インスタントラーメンをこの世に生み出した実業家、安藤百福(ももふく)さんとその妻、仁子(まさこ)さんの半生をモデルにし、安藤さんがヒロイン・福子を演じ、その母・鈴を松坂さん、福子の夫・萬平を長谷川さんが演じた。最終回の平均視聴率は22.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区・以下同)で、初回から最終回まで全151話の期間平均視聴率は21.4%だった。
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