小芝風花:初の大河ドラマ出演 来年の大河「べらぼう」で史実に残る“伝説の遊女”に「余計に緊張しております」

2025年のNHK大河ドラマ「べらぼう ~蔦重栄華乃夢噺~」に出演する小芝風花さん
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2025年のNHK大河ドラマ「べらぼう ~蔦重栄華乃夢噺~」に出演する小芝風花さん

 俳優の小芝風花さんが、横浜流星さん主演で2025年に放送されるNHK大河ドラマ「べらぼう ~蔦重栄華乃夢噺(つたじゅうえいがのゆめばなし)~」に出演することが2月19日、明らかになった。小芝さんは初の大河ドラマ出演となり、主人公の蔦屋重三郎(つたや・じゅうざぶろう、横浜さん)の幼なじみで、“伝説”の遊女、花の井(五代目瀬川)を演じる。

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 「べらぼう ~蔦重栄華乃夢噺~」は64作目の大河ドラマで、日本のメディア産業やポップカルチャーの礎を築いたとされる蔦屋重三郎(つたや・じゅうざぶろう)の生涯を描く。脚本は、2013年後期のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「ごちそうさん」や、大河ドラマ「おんな城主 直虎」(2017年)などを手掛けてきた森下佳子さんが担当する。今年夏頃にクランクインする予定。

 小芝さんが演じる花の井は、吉原の老舗妓楼「松葉屋」を代表する遊女。重三郎とともに親に“捨てられ”、吉原で育った幼なじみで、何でも話せる良き相談相手。時に蔦重を助け助けられながら、共に生まれ育った吉原の再興に尽力を注ぐ。やがて、とある理由で長らく途絶えていた伝説の遊女の名跡“瀬川”を継ぎ、その名を江戸市中にとどろかすこととなる。五代目・瀬川は史実に残る“名妓”として知られ、1400両(現在の1億4000万円相当)で落籍されたことや、その後の悲運な人生が戯作などで語り継がれる“伝説”の遊女。

 小芝さんは「私は大河ドラマに出演させていただくのも初めてなのですが、“伝説の遊女”ということで余計に緊張しております。凛(りん)と美しくもあり、時にはバシッと蔦重の背中を押すような男前さも持ち合わせている花の井を、精いっぱい演じたいと思います」とコメントしている。

 1997年生まれの小芝さんは、2012年に俳優デビュー。2014年に「魔女の宅急便」で映画初出演で主演を務め、数々の賞を受賞。2015年後期の朝ドラ「あさが来た」で主人公あさの娘、千代を演じた。昨年は連続ドラマ「波よ聞いてくれ」(テレビ朝日系)、「転職の魔王様」(カンテレ・フジテレビ系)、「フェルマーの料理」(TBS系)、「あきない世傳 金と銀」(NHK BSプレミアム4K)などに出演し、2024年エランドール賞新人賞を受賞した。

 なお、小芝さんは2月19日放送のNHKの朝の情報番組「あさイチ」(総合、午前8時15分)にゲスト出演予定。

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