仮面ライダー THE WINTER MOVIE:“ガッチャード”本島純政דギーツ”簡秀吉 “1号ライダー”対談 継承したい先輩からの教えは

「仮面ライダー THE WINTER MOVIE ガッチャード&ギーツ 最強ケミー★ガッチャ大作戦」に出演する本島純政さん(右)と簡秀吉さん
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「仮面ライダー THE WINTER MOVIE ガッチャード&ギーツ 最強ケミー★ガッチャ大作戦」に出演する本島純政さん(右)と簡秀吉さん

 現在放送中の特撮ドラマ「仮面ライダーガッチャード」(テレビ朝日系、日曜午前9時)と、2023年8月まで放送されていた「仮面ライダーギーツ」(同)がクロスオーバーする映画「仮面ライダー THE WINTER MOVIE ガッチャード&ギーツ 最強ケミー★ガッチャ大作戦」(山口恭平監督)が、12月22日に公開される。一ノ瀬宝太郎/仮面ライダーガッチャード役を演じている本島純政さんと、浮世英寿/仮面ライダーギーツ役の簡秀吉さんの“1号ライダー”対談を実施。“1号魂”の継承を語り合ってもらった。

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 ◇大切なのは「人としての礼儀」

 --昨年は五十嵐一輝/仮面ライダーリバイ役の前田拳太郎さんから言葉をかけてもらいましたが、主演を1年間演じきり、改めて受け継いだものは何だったと感じていますか。

 簡さん 前田さんだけに限らず、日向亘さんも言葉をかけてくれるなど、現場でリバイスの先輩たちの背中を見て勉強させていただいた部分はとても大きいです。あいさつをはじめ、現場での立ち振る舞いなどで、先輩からの教えをしっかり継承できたかなと思います。

 --それを踏まえて、後輩の本島さんに継承してほしいことは?

 簡さん 芝居も大事だけど、まずはスタッフさんへのあいさつや、礼儀を大切にすること。そこから芝居があると思っています。本島君はギーツメンバーにもきちんとあいさつをしてくれ、人見知りの部分もあった自分の18歳の頃と比べ、エネルギッシュでしっかりしていてうらやましい。(共演して現場を)楽しんでいるのが伝わってきて、僕もいかに楽しみつつ吸収できるかに重きを置いていたので、このまま1年間突っ走ってほしいですね。

 --簡さんの言葉を受けて、本島さんはどのような主演を目指していきますか?

 本島さん そんなふうに僕のことを思ってくれていたのがうれしいです。現場でのあいさつは大事なことだから、これからも大事にしていこうと、簡さんの言葉を受けて改めて思いが固まりました。ギーツは本編が終了してからも愛され続けているので、ガッチャードは序盤ですけど、1年後、終了してからも愛されるように頑張りたいです。

 --気が早いですが1年後、後輩にどのような言葉をかけられる俳優になっていたいですか?

 本島さん 放送が終わってもファンの方の中ではずっと仮面ライダーとして残り続けていくと思うので、愛され続けるような仮面ライダーに僕もなりたいし、そういう言葉を後輩にかけられるような先輩になっていたいです。

 ◇“仮面ライダーシリーズ出身の俳優”としての自覚

 --昨今、仮面ライダーシリーズ出身の俳優の方々がドラマや映画で活躍されています。当事者であるお二人の目にはどう映っていますか。

 簡さん 俳優として憧れる姿を見せてくださっているので、僕自身も闘志が湧きますし、それを継承していかなければと俳優として燃える部分もあります。リスペクトできる先輩たちがたくさんいるなと感じています。

 本島さん まだ終わった後の自分を想像できませんが、簡さんから(バトンタッチイベントで)「1日1日を大切に」という言葉をかけていただいたので、その言葉を胸に毎日頑張り、1年後、先輩方のようなたくましい自分になっていたいです。

 --今回の共演を通して、昨年の自分と比べて本島さんの現場での様子をどう感じましたか。

 簡さん 俳優に年齢はあまり関係ないと思うけど、18歳なのに堂々としていて、テストの段階からチャレンジ精神というか。僕はギーツがはじまった頃、カメラの前に立った経験があまりなく羞恥心もあったけど、そういうのを感じさせず思いきりのいい芝居をしていて、堂々としているなと思いました。

 --アドバイスを送るとしたら?

 簡さん まだまだ撮影話数があるから勉強できることもたくさんあるし、本宮泰風さんのような先輩俳優の芝居を見ることも大事。そこからいろんなことを吸収したり、良いと思うものを取り入れてみたりして部品を集めて、俳優としての自分が完成していくのだと思います。

 --映画を楽しみにしている人にメッセージをお願いします。

 簡さん ガッチャードとギーツがクロスオーバーすることで、どういう化学反応が起こるのかは見どころですし、宝太郎と英寿の共闘も楽しみにしていただけたらうれしい。景和、祢音、道長がケミーになっちゃうなどクスッと笑える部分もある作品になっているので、劇場へ足を運んでくださるとうれしいです。

 本島さん ガッチャードを見ている人もギーツを見ていた人も楽しく見られる作品。本編ではあまり出てきていなかったレベルナンバー10が出てきたり、言葉を話すケミーが出てきたり、ガッチャードチームの仲がより一層深まったり、今までにないような新しい要素がいっぱい出てきます。宝太郎と英寿の真逆な性格の対比にもぜひ注目してみてください。(取材・文・撮影:遠藤政樹)

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