三谷幸喜監督の最新作製作報告会が12月13日、東京都内で行われ、2024年9月13日に長澤まさみさん主演の映画「スオミの話をしよう」が公開されることが発表された。三谷監督の映画が公開されるのは、2019年公開の「記憶にございません!」以来約5年ぶりで、今作で9作目となる。
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長澤さんが三谷監督の映画に出演するのは初めて。これまでフジテレビ系スペシャルドラマ「わが家の歴史」(2010年)に出演以降、NHK大河ドラマ「真田丸」(2016年)など数々の“三谷作品”に出演してきた長澤さんへの三谷監督の信頼は厚いといい、「いつか長澤さんと映画をやりたいと思っていた」とコメント。
13日の報告会でも「僕が長澤さんが大好きで、今までドラマや舞台を一緒にやったり、大河のナレーションもやっていただきましたが……恐らく日本映画界で今もっとも力があって輝いている女優さんだと思います」と説明。
今作は長澤さんへの「当て書き」だといい、「長澤さんの今現在のステキな部分を、コメディエンヌとしての輝きを含めてスクリーンに収めたかった。これは“長澤まさみムービー”です。長澤さんのファンには『こんな長澤まさみが見たかった!』と思ってくれると思います。アクションもあります」とアピールした。
映画は、長澤さん演じる突如失踪した大富豪の妻、スオミの“正体”を巡るサスペンスコメディー。スオミの失踪を知り、彼女を愛した5人の男たちが集結するも、彼らが語るスオミのイメージは、それぞれ見た目も性格も全く異なっており……と展開する。三谷監督の映画で、女性が主人公となるのは、深津絵里さんと西田敏行さんダブル主演の「ステキな金縛り」(2011年)以来となる。
三谷監督は5人の男たちのキャストについては「あまり僕の作品に出ていなかった俳優さんが集まってくださいました」と予告。タイトルの「スオミ」とはフィンランドを指す言葉だが「それは関係ありません」といい、「劇中にもフィンランドがちょこっと出てはくるのですが、それは後でとってつけたようなもので、あまり深い意味はないです」と話していた。
昨年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」を作業している時点で構想していたといい、「鎌倉殿」の執筆が昨年9月に終わり、書き始めたのは「昨年の暮れ」で、今年8~9月に撮影したと明かした。
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