俳優の菅野美穂さんが主演を務める連続ドラマ「ゆりあ先生の赤い糸」(テレビ朝日系、木曜午後9時)の第5話が11月16日に放送される。
ウナギノボリ
解説:朝ドラ“メガネっ娘”の系譜 過去にもブレークした俳優が
いまだに意識が戻らない夫・伊沢吾良(田中哲司さん)の自宅介護に加え、夫の“彼氏”の箭内稟久(鈴鹿央士さん)や、夫の“彼女”の小山田みちる(松岡茉優さん)と“隠し子”かもしれない子どもたちとの奇妙な同居生活が続いていた主婦・伊沢ゆりあ(菅野さん)。性分とはいえ自分のことは後回しで、人のためにばかり奔走するあまり気苦労が絶えず、つい心がささくれがちになっていた。だが、戸惑いながらも自分の気持ちに正直になり、ワンオペで息子を育てる若き便利屋・伴優弥(木戸大聖さん)と“人目を忍ぶ恋”を育み出したことで、心が穏やかになっていく。
一方で、ゆりあはみちるの長女の小山田まに(白山乃愛さん)のことが気にかかっていた。女の子っぽいことは似合わないと諦め、大好きなバレエも経済的に苦しい母親を気遣って、習わないと言い張る。その姿に子どもの頃の自分自身を重ねたゆりあは、まににバレエを習わせてあげたい一心で、レッスン見学に誘う。ところが、見学したゆりあは胸が躍り、久々にバレエを習いたくなるものの、肝心のまには頑なに背を向ける……。
そんな中、ゆりあがこっそり優弥と会っている現場を、稟久が遠くから目撃してしまう。最近はゆりあと打ち解けていた稟久だったが、この日を境に理由は告げず、とげとげしい態度を取り始める。さらに突然、吾良が不満を訴えるかのように連日、言葉にならない声を出し始める……。
原作は、今年の「第27回手塚治虫文化賞」で「マンガ大賞」を受賞した入江喜和さんの同名マンガ(講談社)。夫(田中さん)が突然、意識不明の要介護状態となったゆりあ(菅野さん)のもとに、夫の恋人を名乗る美青年(鈴鹿さん)と、彼女を名乗る女性(松岡さん)、その子供が現れ、同居生活が始まる。みんなで意識不明の夫を介護しながら、血のつながりを越えた“家族の絆”を作る、というストーリー。ドラマ「僕の生きる道」(2003年)などの「僕シリーズ」などで知られる橋部敦子さんが脚本を担当する。
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