コスプレは自宅で気軽に楽しめる趣味であり、アニメやゲーム、マンガなどの人気のバロメーターとしても注目を集めている。コスプレ文化の研究家でライター兼カメラマンのソムタム田井が、イベントに取材、参加して見つけたハイレベルなコスプレーヤーにクローズアップ。衣装、ウイッグ、メーク、体作りなど、キャラクターになりきる上でのこだわりについて聞く。
夏休みシーズンは全国で大小さまざまなコスプレイベントが開催。フィギュアの祭典「ワンダーフェスティバル2023［夏］」や、世界中から多くのコスプレファンが集まる「世界コスプレサミット2023」、世界最大規模の同人誌即売会として知られる「コミックマーケット102」など、それぞれに特色があるが、どのイベントでも存在感を放っているのが、スマートフォンゲーム「勝利の女神：NIKKE」のキャラクターに扮（ふん）するコスプレーヤー。
「コミケ」などに先んじて、今年春～初夏に開催されたイベントにも大勢の「NIKKE」レイヤーが参加しており、ラピに扮するあきれいいちさんに話をうかがったところ、特徴的な武器の造形にこだわったという。
「武器そのものは購入したものですが、パーツの造形や装飾がゲーム内のデザインと若干違っていたので、そういった箇所を手直ししました。微調整……といった感じなので、そこまで大したことはしていないんですけど、ゲーム画面と照らし合わせながら足りない部品を付け足したりもしたので、仕上がりには満足しています」
取材・文：ソムタム田井
