観月ありさ&吉沢悠:ドラマ「週末旅の極意」きょうスタート 「夫婦の繊細なところに切り込んだ内容に」

連続ドラマ「週末旅の極意~夫婦ってそんな簡単じゃないもの~」主演の観月ありささんと吉沢悠さん(C)「週末旅の極意」製作委員会
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連続ドラマ「週末旅の極意~夫婦ってそんな簡単じゃないもの~」主演の観月ありささんと吉沢悠さん(C)「週末旅の極意」製作委員会

 俳優の観月ありささんが主演を務め、吉沢悠さんも出演する連続ドラマ「週末旅の極意~夫婦ってそんな簡単じゃないもの~」(水曜深夜1時)が、7月5日にスタートする。結婚10年目を迎えた夫婦が、週末の二人旅を通して、仕事一筋でなくしていた夫婦の時間を取り戻していく姿を描く作品。夫婦役を演じる観月さんと吉沢さんに、今作の見どころや、撮影を通して感じた思いを聞いた。

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 ◇観月ありさは「パワースポットみたいな人」

 今作は、「日常の旅」をテーマに届ける“温泉旅ドラマ”で、大半の時間を“仕事”に費やしてきた矢吹夫婦が主人公。結婚10年目を迎えるタイミングで、妻・真澄(観月さん)が、週末に二人旅に出かけることを夫・仁(吉沢さん)に提案し……と展開する。

 2020年に放送された連続ドラマ「私たちはどうかしている」(日本テレビ系)で吉沢さんと共演した観月さん。「そのときは悪役をやっていたので、今回“いい人”の役でご一緒できてうれしいです」と笑顔を見せながら、「吉沢さんはふわっと優しい方で、一緒に旅をしていて、朗らかな気持ちになります」と話す。

 一方、観月さんについて「パワースポットみたいな人」と表現した吉沢さん。「撮影で一緒にいて、観月さんのオンの状態もオフの状態も見ているのですが、『あんなにフラットでいられる人っているんだな、すごいな』と思っています」と印象を話す。

 「イライラする瞬間もあるけれど(笑い)、あまり出さないようにしている」と明かした観月さんは、「スタッフさんが大変な中、現場がピリッとするのが嫌だなって。ふわーっとした雰囲気の中、撮影できた方が平和だなって」と心がけていることを明かした。

 ◇「夫婦の形を再構築していく物語」

 真澄は、広告会社に勤めており、結婚後の現在も第一線で活躍しているバリバリのキャリアウーマン。一方、夫・仁は、一流企業の大手銀行に勤めている仕事第一主義な人物だ。

 矢吹夫婦には子供がいないが、観月さんは「私も同じ40代で、うちにも子供がいないので、夫婦を身近に感じます。キャリアを積んできて、子供を生むタイミングを逃したという方もいると思うので、『わかる』って見てくださる方は多いんじゃないかな」と話す。

 2021年末に放送された「奪い愛、高校教師」(ABEMA・テレビ朝日系)まで30年連続で連ドラ主演を務めてきた観月さんは、「10代の時からドラマをやらせてもらっているので、学生、社会人一年目、子育てする役などをやらせていただいた」と振り返る。「その年齢ごとに女性が抱えるテーマを演じられるというのはありがたいし、今回の真澄役も、今の自分だからこそできると思う」と続けていた。

 今回の台本を読み、「夫婦の繊細なところに切り込んだ、会話しづらい内容を描いている」と感じたという吉沢さんは、「旅という非日常の空間だからこそ話せる会話が、上手に描かれているなって。うちにも子供がいないので、普通に共感できて芝居できている部分があります」と話していた。

 最後に、視聴者に向けて、観月さんは「夫婦の形を再構築していく物語で、こういう夫婦の形もある、というところも見どころの一つです。あとは、旅に行くのでその土地土地のおいしい食べ物や温泉が出てくるので、見ている方もともに旅行に出かけているようなドラマになっていると思います。楽しんでもらえたら」と呼びかけた。

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