松本潤さん主演のNHK大河ドラマ「どうする家康」(総合、日曜午後8時ほか)第24回「築山へ集え!」が6月25日に放送され、溝端淳平さん演じる今川氏真が、第12回「氏真」(3月26日放送)以来、3カ月ぶりに再登場した。
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第24回では、瀬名(有村架純さん)と信康(細田佳央太さん)が各地に密書を送り、武田方をはじめ多くの者が築山を訪ねていることを知った家康(松本さん)。これが信長(岡田准一さん)に伝われば、命より大事な妻子を失うことになる。
苦悶の末、家康は数正(松重豊さん)らと共に築山へと踏み込む。だが瀬名は、家康が来るのを待ち構えていた。瀨名は、内々に進めていた途方もない計画を明かし……と展開した。
妻・糸(志田未来さん)とともに築山へとやってきた氏真。再登場シーンについて、本編では描かれていない氏真と糸の時の流れをどのように想像して臨んだのか。溝端さんは「本編では描かれていない間に、糸は純粋無垢で以前にも増してたくましい女性になっていると想像しました。きっと夫婦が信頼し合ってることが土台にあり、ある種これが糸本来の姿だったのかなとも思います」とコメント。
その上で氏真に関しては、「この戦乱の世で自分に何ができるのか、今川家をどう守っていくかを必死に模索している最中で、以前より落ち着き、やっと地に足がついた考え方ができ、この時代を家康たちとは違う角度で見ている印象です。再登場のシーンでは、そうした歳月が雰囲気として表れればと思い臨みました」と振り返った。
また瀬名の、奪い合うのではなく与え合う、慈愛の心で結びついた“大きな国”を東国に作り上げるという壮大なはかりごとを聞き入れた氏真の心境について、「せりふにもありましたが、それが父(今川義元)の願っていた理想に近かったことが第一であると思います。あとはこれまで紆余曲折ありましたが、幼なじみである瀬名の願いでもあったからではないでしょうか」と推測。「義元公の理想を、大きなリスクを背負ってでも自分と家康と瀬名でかなえることが、価値のあるものと氏真は考えたのだと思います」と結論づけた。
「どうする家康」は一人の弱き少年が、乱世を終わらせた奇跡と希望の物語で、「リーガル・ハイ」「コンフィデンスマンJP」(共にフジテレビ系)シリーズなどの古沢良太さんが脚本を担当。新たな視点で、誰もが知る歴史上の人物・徳川家康の生涯を描く、スピード感あふれる波瀾(はらん)万丈のエンターテインメント作となる。
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