成田凌:転職エージェント役でフジ系連ドラ初主演 小芝風花は金髪から黒髪チェンジで“社畜”ヒロインに 「転職の魔王様」

7月スタートの連続ドラマ「転職の魔王様」で主演を務める成田凌さん(左)とヒロインの小芝風花さん=カンテレ提供
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7月スタートの連続ドラマ「転職の魔王様」で主演を務める成田凌さん(左)とヒロインの小芝風花さん=カンテレ提供

 俳優の成田凌さんが、7月にスタートする連続ドラマ「転職の魔王様」(カンテレ・フジテレビ系、月曜午後10時)に主演することが6月6日、明らかになった。成田さんは、求職者たちの本音をあぶり出す、異色の転職エージェントを演じる。併せて、ヒロイン役で小芝風花さんが出演することも発表された。成田さんがフジテレビの連ドラで主演を務めるのは初めてで、小芝さんとも初共演。

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 原作は、額賀澪さんの同名小説(PHP研究所)。「転職の魔王様」の異名を持つ、毒舌な敏腕キャリアアドバイザーが、求職者の仕事や生き方への悩みを辛辣(しんらつ)な言葉で一刀両断しながらも、働く自信と希望を取り戻させる“転職”爽快エンターテインメント。1話完結のストーリーで、毎回さまざまな事情を抱えた転職希望者が登場する。

 成田さんが演じるのは、転職エージェント会社「シェパード・キャリア」のキャリアアドバイザー・来栖嵐(くるす・あらし)。成績優秀だが、求職者の心をへし折るような毒舌を放つため、「転職の魔王様」という異名をつけられている。どんな手を使っても求職者の転職を成功させる手腕があり、企業側からの信頼も厚い。足が不自由で杖(つえ)をついており、過去は謎に包まれている。

 放送中の「波よ聞いてくれ」(テレビ朝日系)の金髪のラジオパーソナリティー役で話題を呼んでいる小芝さんが、黒髪に戻して本作で演じるのは、来栖の相棒となる未谷千晴(ひつじたに・ちはる)。大卒で入社した大手広告代理店を3年たたずに退職。ハードな労働環境で「気持ち悪い社畜」になり、働く自信と希望を失っていた。叔母が経営する転職エージェント「シェパード・キャリア」を訪ねて、新しい職場を探そうとする。そこで来栖に出会い、かつての職場で何があったのか、自分の本音が一体何なのか、胸の奥に隠してきた“本音”があぶり出されていく。

 成田さんは、演じる来栖について「愛情深い人間だし、なぜこんなに人に対して厳しいのかを突き詰めたら、すごく“人を思う”人間だということが分かってきて、それを素直に出せたらいいだけなのかなと思っています」とコメント。「自分が演じる嵐や、小芝さん演じる千晴の言葉によって、ぐっと心に刺さったり、共感したり、いろんな感情になると思いますので、一つ一つ、届ける言葉を丁寧に伝えていけたら」と意気込みを語った。

 小芝さんは「きっと(自身が演じる)千晴ちゃんみたいに、本当に自分がやりたいことが分からなかったり、でもそれにすら気付いてなかったり。実は同じような思いを抱えている人は多いのかなと思います。私も改めて『ハッ』とさせられる部分が多かったので、この役を通して見てくださっているみなさんが、自分のことを見つめ直すきっかけになったり、背中を優しく押せるような作品にできたらなって思いました」とアピールした。

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