フジテレビ:4月期編成で“日曜G帯大改革” 松本人志×中居正広で激戦区で“勝負”「視聴習慣の塗り替え」目指す

フジテレビの社屋
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 フジテレビは3月6日、4月期の番組編成を発表。改編のテーマは「楽しいでぬりかえろ!」。「楽しいの最前線を目指し、力強く、大胆に、タイムテーブルを塗り替える」がコンセプトで、日曜のゴールデン帯(G帯、午後7~10時)を「大改革」する。

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 改革の「目玉」は、2020年11月、2022年2月と特番で2回放送されてきたお笑いコンビ「ダウンタウン」の松本人志さんと、中居正広さんの冠番組「まつもtoなかい」のレギュラー化。毎週日曜午後9時に放送する。音楽、お笑い、ダンス、アートなど、各界で活躍する一流のエンターテイナーをゲストに迎え、「良質なトーク」と、ゲストたちの「華麗なパフォーマンス」を届ける。

 松本さんと中居さんが、レギュラー放送のバラエティー番組でタッグを組むのは初めて。これまで同枠で放送されていた「呼び出し先生タナカ」は、月曜午後8時台に移動する。

 日曜午後7時台には、現在木曜午後9時台に放送中の「千鳥のクセがスゴいネタGP」が、「千鳥のクセスゴ!」に改称して移る。これまで通り、話題の芸人たちが「クセがスゴいネタ」を披露していくほか、ゲストが、MCのお笑いコンビ「千鳥」と貴重なトークを展開する新企画も実施予定。同枠で放送されていた「ジャンクSPORTS」は、4月から土曜午後5時~同30分の放送となる。

 日曜午後8時台は引き続き「千鳥の鬼レンチャン」を放送する。編成制作局編成センター局長職兼室長兼編成部長の中村百合子さんは「『千鳥のクセスゴ!』→『鬼レンチャン』→『まつもtoなかい』と、フジテレビが自信を持ってお届けする究極の楽しいバラエティーで、日曜の“激戦地”で勝負していきたい。日曜の視聴習慣を新しく塗り替えようと意気込んでおります」と説明した。

 また、昨年4月から、月曜午後8時台に放送されていたお笑いコンビ「ウッチャンナンチャン」の内村光良さんの冠番組「あしたの内村!!」は終了する。内村さんは、前番組「痛快TVスカッとジャパン」から数えると、10年近く同枠を担当してきたが、4月からは水曜深夜0時40分に新番組「内村と相棒」(関東ローカル)が始まる。内村さんと、フジテレビの若手ディレクターがタッグを組んでさまざま企画に挑戦する「実験的バラエティー」になるという。

 2回特番が放送されてきたお笑いコンビ「麒麟」の川島明さんMCの「川島明の芸能界(秘)通信簿」が、隔週土曜午後1時半からの1時間枠でレギュラー化。川島さんが、ゲストに迎える話題の有名人の素顔に迫っていくトークバラエティー。同枠で現在放送中の「超絶限界 ~ソコまで見せる!?大百科~」との隔週放送となる。

 日曜深夜1時25分~同55分に新番組「日曜RISE!『深夜のハチミツ』」がスタートすることも発表された。若手芸人と入社7年目以下の若手ディレクターとのタッグで送る番組で、さまざまなお題に挑戦する若手芸人を、ゲストの“お兄さん芸人”たちが審査していく。

 改編率は全日帯は28.8%、ゴールデン帯(午後7~10時)は27.6%、プライム帯(午後7~11時)は30.4%となった。

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