注目ドラマ紹介:「エルピス」 長澤まさみが4年半ぶり連ドラ主演 連続殺人事件の冤罪疑惑を追う

連続ドラマ「エルピス-希望、あるいは災い-」第1話の一場面=カンテレ提供
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連続ドラマ「エルピス-希望、あるいは災い-」第1話の一場面=カンテレ提供

 女優の長澤まさみさん主演の連続ドラマ「エルピス-希望、あるいは災い-」(カンテレ・フジテレビ系、月曜午後10時)が10月24日に始まる。過去の複数事件に着想を得た渡辺あやさん脚本の社会派エンターテインメント。長澤さんの連ドラ主演は、2018年4月期の「コンフィデンスマンJP」(フジテレビ系)以来、4年半ぶりだ。初回は15分拡大放送。

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 スキャンダルでエースアナウンサーから転落した浅川恵那(長澤さん)と仲間たちが、連続殺人事件の冤罪(えんざい)疑惑を追う。エルピスはギリシャ神話でさまざまな災厄が飛び出したとされるパンドラの箱に唯一残されたもの。希望とも、災いの予兆とも解釈されている。

 恵那がコーナーMCを担当する深夜情報番組「フライデーボンボン」の芸能ニュースを担当する新米ディレクター・岸本拓朗を眞栄田郷敦さん、2人の先輩で報道局のエース記者・斎藤正一を鈴木亮平さんが演じる。

 フライデーボンボンのヘアメーク担当・大山さくら(通称チェリー)役で三浦透子さん、報道部記者の滝川雄大役で三浦貴大さん、フライデーボンボンのチーフプロデューサー・村井喬一役で岡部たかしさん、拓朗の母陸子役で筒井真理子さんが出演する。

 ほかに、梶原善さんがフライデーボンボンのMC・海老田天丼役、近藤公園さんがフライデーボンボンのプロデューサー・名越公平役、山路和弘さんが副総理・大門雄二役で登場。片岡正二郎さんは女性連続殺害事件の被疑者として逮捕され、最高裁で死刑が確定した松本良夫を演じる。

 第1話は……「大洋テレビ」アナウンサーの恵那は、かつてゴールデンタイムのニュース番組でサブキャスターを務め、人気・実力兼備のアナウンサーだった。だが、週刊誌に「路上キス写真」を撮られ、番組を降板。今は社内で「制作者の墓場」と皮肉られるフライデーボンボンでコーナーMCを担当している。

 番組で芸能ニュースを担当する新米ディレクターの拓朗(眞栄田さん)に呼び止められた恵那は、ある連続殺人事件の死刑囚が冤罪かもしれない、と相談される。

 両親が弁護士で裕福な家庭で育った拓朗は美男でもあり、仕事の実力以上に自己評価が高く、空気を読めない。恵那は、ある理由で報道、特に冤罪事件とは関わりたくないと思っているが、拓朗は恵那の気持ちなどお構いなしに、事件の真相を追うために力を貸してほしいと頭を下げる。拓朗の執心には事情があった。

 拓朗いわく、冤罪疑惑は有力筋から得た情報という。かつて自分が伝えたこともある事件だけに、すぐには信じられない恵那。事件発生は10年近く前で、犯人とされた男の死刑も確定している。

 恵那は、既に風化した事件を掘り起こすことは得策ではない、と一蹴する。だが拓朗は懲りずに、新入社員時代の指導担当で報道局のエース記者・斎藤(鈴木さん)を頼る。拓朗は、事件当時の話を一緒に聞きに行こうと無邪気に恵那を誘うが……。

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