佐藤健&神木隆之介:初の共著「みやぎから、」3月発売 震災10年の宮城を訪ね歩くビジュアル対話集

3月4日に発売される佐藤健さんと神木隆之介さんの初の共著「みやぎから、」
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3月4日に発売される佐藤健さんと神木隆之介さんの初の共著「みやぎから、」

 俳優の佐藤健さんと神木隆之介さんによる初の共著「みやぎから、」(NHK出版)が3月4日に発売される。宮城県の食や伝統、産業、ものづくりの魅力を求めて訪ね歩き、写真と活字で読者に語りかけるビジュアル対話集。その土地に根差す人々との出会いや対話を通し、伝統芸能の継承や産業、文化の創造、震災の記憶の伝承など、これからの暮らしのあり方を佐藤さんと神木さんが模索する。

ウナギノボリ

 道中で2人が見せた表情をとらえたカットや、行く先々の情報も掲載されている。

 売り上げの一部は、東日本大震災の復興支援を目的に寄付される予定。価格は1980円。

 ◇佐藤さんと神木さんのコメント

 2021年夏、目に見えないウイルスを前になんとか新しい生活スタイルを見いだそうともがく日々。予測できない未来に不安を覚えながら思いをはせたのは、10年前に大きな被害を受けた東北のみなさんのことでした。あまりにも巨大な自然の猛威を前にくじけず前を向き、少しずつ歩みを進めた東北の方々の姿に今、僕たちが学ぶべきことがあるんじゃないかと感じています。

 2011年、僕たちに何かできることがあるだろうかと向かった気仙沼、石巻、松島……。言葉では表しきれない多くの思いを抱きながらボランティアをさせてもらったあのときから10年。当時とはまた違った思いを胸に、僕たちは再び宮城を訪ねました。

 そうして旅を終えた今、僕たちがハッキリと思うこと。それは、10年というタイミングは区切りじゃなくてはじまりだということ。忘れてはいけない記憶に触れ、多くの気づきを得た今回の旅は、僕たちにとって何か新しい旅のはじまりのような気がしています。ぜひこの一冊をもって、その気持ちを共有できたらと願っています。知ることからはじまる新しい旅へ。まずは宮城から、

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