夏帆:引きこもり歴18年の主人公に 「第44回創作テレビドラマ大賞」ドラマ化 共演に宮沢氷魚、原田美枝子

3月19日に放送されるNHKの特集ドラマ「星とレモンの部屋」で主演を務める夏帆さん (C)NHK
1 / 5
3月19日に放送されるNHKの特集ドラマ「星とレモンの部屋」で主演を務める夏帆さん (C)NHK

 女優の夏帆さんが、3月19日午後10時から放送されるNHKの特集ドラマ星とレモンの部屋」(総合)で主演を務めることが分かった。夏帆さんは18年間引きこもり生活を続けている主人公・里中いち子を演じる。ドラマには、宮沢氷魚さんが、いち子と同じ引きこもりで、いち子がチャットでやり取りをする青年・涼役、原田美枝子さんが、いち子の母親・初美役で出演する。

ウナギノボリ

 「星とレモンの部屋」は、ドラマの脚本家の登竜門として知られる「創作テレビドラマ大賞」第44回受賞作を映像化。引きこもりのいち子(夏帆さん)を何とかしたい初美(原田さん)は日々いち子の部屋のドア越しに語りかけるが、ある朝突然、初美は持病で倒れてしまう。パニック状態のいち子は119番に電話するが、肝心の助けを求めることができない。ようやくいち子が部屋から出た時には、母はすでに冷たくなっていた。いち子は涼(宮沢さん)に助けを求めると、「遺体を浴室に運んで、鼻と口にティッシュを詰めてください」と不思議なほどに冷静な返事が返ってくる。実は涼にも隠された秘密があって……というストーリー。

 夏帆さんは、「一つ一つのせりふがとても丁寧で繊細で、すてきな脚本だと思いました。引きこもりと聞くと、犯罪者予備軍だとか、怠惰な人たちだとか、いわゆるステレオタイプのイメージが浮かんでしまうと思います。でも、そういう人たちはごく少数で、彼らは世間から圧迫された被害者なのだと、人一倍繊細ないち子を演じていて感じました。生きづらさを抱えている人たちに、少しでも光が見えるような、そんなドラマになっていたらうれしいです」とコメントした。

写真を見る全 5 枚

テレビ 最新記事