岡崎紗絵:役作りでロングヘア20センチばっさり プライベートも変化 初共演・木村拓哉の芝居に感銘

1月3、4日の2夜連続で放送されるスペシャルドラマ「教場II」に出演する岡崎紗絵さん
1 / 4
1月3、4日の2夜連続で放送されるスペシャルドラマ「教場II」に出演する岡崎紗絵さん

 木村拓哉さんが主演を務めるスペシャルドラマ教場II」(フジテレビ系)が1月3、4日の2夜連続で放送される。本作で、木村さん演じる冷徹な教官・風間公親(きみちか)が勤める警察学校の「200期」の生徒・伊佐木陶子(とうこ)を演じる岡崎紗絵さんは、厳しい規則が強いられる警察学校の生徒を演じるため、ロングヘアを約20センチカットして役作りした。ヘアチェンジをして「新鮮でした。洋服の好みも変わりました(笑い)」とプライベートにも変化が生じたという岡崎さんに、ドラマの舞台裏、木村さんと初共演した感想などについて聞いた。

ウナギノボリ

 ◇レッド、ピンクの洋服を買うように

 「教場」は長岡弘樹さんの同名のベストセラー小説(小学館)が原作。さまざまな思惑を抱きながら警察官を目指す生徒が集う警察学校を舞台に、警察官にふさわしくないと判断した生徒たちに容赦なく退校届を突き付ける“冷徹無比”な教官・風間と生徒の関係性を描くミステリー作品。昨年10月に発表された、優れたテレビドラマを表彰する「東京ドラマアウォード2020」では、作品賞「単発ドラマ部門」のグランプリを受賞した。

 第1弾は「198期生」を描いたが「教場II」は「200期生」たちを描く。その中で、岡崎さんが演じる陶子は、優秀かつ快活で、誰にでも人当たりのよい優等生的存在だ。岡崎さんは、規則が厳しい警察学校の生徒を演じるためショートカットにした。「肩より短くしたのは人生初です」と話し、「髪を洗うのが楽になりました(笑い)。首も軽くなったな~」と満面の笑みを見せる。

 女性ファッション誌「Ray(レイ)」(主婦の友社)の専属モデルとしても活躍している岡崎さん。「今まで、大人っぽい服が多かったんです。色も落ち着いたアイテムが多くて。でもショートにしてからは、真っ赤なニットや明るいピンクの洋服とか、いろいろな色の服を選ぶようになりました。役作りを通して、本当にプライベートも変化しました」と楽しそうに語っていた。

 ◇「訓練強化LINE」で仲間と支え合い 感動を感じる

 教場は、撮影前の約1カ月間、敬礼や行進など厳しい“所作訓練”を受ける。第1弾を見ていたという岡崎さんは「こういう所作が必要なんだって、ある程度イメージしてはいましたが、細かい手の角度や動かし方などは、共演者の皆さんと訓練でみっちり受けました」と話す。

 「200期」の生徒は岡崎さんのほか、上白石萌歌さん、福原遥さん、杉野遥亮さん、「Snow Man」の目黒蓮さん、眞栄田郷敦(まえだ・ごうどん)さん、戸塚純貴さん、高月彩良さん、「乃木坂46」の樋口日奈さんといった顔ぶれ。

 生徒役のキャストたちは「LINE」でトークグループを作り、教官の敬礼など“お手本動画”を共有していた。岡崎さんは「『訓練強化LINE』って呼んでいました(笑い)。上手にできる人が、できない人にコツを教えたり、みんなで支え合って、乗り越えました。そういう時間を客観的に見て、感動する場面もたくさんありました。撮影前に団結力が生まれました」と振り返った。

 ◇初共演・木村拓哉の芝居に感銘 成長への意欲も

 今回の「教場II」で初共演の木村さんの演技に感銘を受けたという岡崎さん。「木村さんと共演させていただける機会なんてなかなかないと思います。教官と生徒という直接、関われるなんて」と語り、続けて「木村さんが風間教官としてお芝居する姿を間近に見て『こういうふうに動くんだ』『ああやって物を使うんだ』って、いろいろなことを感じていました。かけがえのない時間でした」と語った。

 教場に出演して、「演技の幅を広げるというより、深めたいと強く思いました。技術うんぬんではなく、メンタルです。役にもっと寄り添えるようになりたいです。その上で、もっとお芝居の精度を上げられると良いです」と意欲を語っていた。

 「教場II」は1月3、4日の2夜連続、共に午後9時から放送される。

写真を見る全 4 枚

テレビ 最新記事