泣きたい私は猫をかぶる:ヨルシカ主題歌「花に亡霊」MV公開 花江夏樹「思わず涙が…」

劇場版アニメ「泣きたい私は猫をかぶる」主題歌「花に亡霊」のMVの一場面 (C) 2020 「泣きたい私は猫をかぶる」製作委員会
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劇場版アニメ「泣きたい私は猫をかぶる」主題歌「花に亡霊」のMVの一場面 (C) 2020 「泣きたい私は猫をかぶる」製作委員会

 劇場版アニメ「ペンギン・ハイウェイ」などで知られるスタジオコロリドが手がける劇場版アニメ「泣きたい私は猫をかぶる」(6月5日公開)の人気バンド「ヨルシカ」が手がける主題歌「花に亡霊」のミュージックビデオ(MV)が4月22日、公開された。MVについて、日之出賢人の声優を務める花江夏樹さんは「歌詞が作品とリンクしていて思わず涙がこぼれてしまいますね。(主人公の)ムゲが大人になっていく姿とだんだん力強くなっていく音が重なって引き込まれてしまいました」と語っている。

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 ヨルシカは、ボカロPであり、コンポーザーとしても活動中のn-buna(ナブナ)さんが女性シンガーのsuis(スイ)さんを迎えて結成したバンドで、2017年から活動を開始した。MVは、これまでヨルシカのMVを手がけてきたぽぷりか氏がディレクターを務め、劇中のシーンを使って構成されており、今回初公開となる場面も登場する。ムゲと日之出が手をつなぐ場面や浴衣姿でのキスシーン、物語の鍵となる場面も描かれている。

 花江さんは「泣き猫の雰囲気にとても合った音と切なくもすっと入ってくる歌声がとてもすてきだと思いました」とコメント。ムゲ役の志田未来さんは「自分に素直になれない気持ちや抑え込んでしまっている気持ちをゆっくりと解放してくれるようなヨルシカさんの美しい歌声と、はかなくも抑揚のあるメロディーがとてもすてきな曲だと思いました。私自身、学生時代のあの夏を思い出して甘酸っぱい気持ちになりました」と語っている。

 ディレクターを務めたぽぷりか氏は「映画本編とは違ったヨルシカのMVらしい空気感が出るようにという意図のもと編集しており、表現豊かなムゲの表情や仕草と、後ろ姿ばかりであまり表情の読めない日之出君が何を考えているのか、イメージしながら見ていただけるとうれしいです」とコメントしている。

 「泣きたい私は猫をかぶる」は、愛知県常滑市が舞台で、ムゲ(無限大謎人間)と呼ばれる中学2年生の笹木美代が、猫に変身できる不思議なお面で猫になり、クラスメートの日之出賢人に会いに行く……というストーリー。

 「おジャ魔女どれみ」などの佐藤順一さん、「千と千尋の神隠し」などに参加してきた柴山智隆さんが監督を務め、「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」などの岡田麿里さんが脚本を手がける。

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