屍人荘の殺人:主題歌はPerfumeの新曲「再生」 最新予告編も公開

映画「屍人荘の殺人」の主題歌を担当する(左から)「Perfume」と、神木隆之介さん、浜辺美波さん、中村倫也さん(C)2019「屍人荘の殺人」製作委員会
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映画「屍人荘の殺人」の主題歌を担当する(左から)「Perfume」と、神木隆之介さん、浜辺美波さん、中村倫也さん(C)2019「屍人荘の殺人」製作委員会

 2018年の「このミステリーがすごい!」(このミス)で1位にも選ばれた今村昌弘さんのミステリー小説を、俳優の神木隆之介さん主演で実写映画化する「屍人荘の殺人」(木村ひさし監督、12月13日公開)の主題歌を、3人組ユニット「Perfume(パフューム)」が担当することが10月9日、分かった。主題歌は、書き下ろしの新曲「再生」。同時に「再生」をバックに、神木さん、浜辺美波さん、中村倫也さんらが謎解きする最新予告編も公開された。

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 「屍人荘の殺人」は今村さんのデビュー作で、「このミス」のほか「週刊文春ミステリーベスト10」「本格ミステリ・ベスト10」でも1位を獲得。「第18回本格ミステリ大賞」にも選出され、デビュー作としては史上初の4冠を達成した。映画では、神紅大学のミステリー愛好会に所属し、強引な“探偵たち”に翻弄(ほんろう)される大学生・葉村譲を神木さん、主人公たちを前代未聞の謎へといざなう女子大生探偵・剣崎比留子を浜辺さん、神紅大学の中で“神紅のホームズ”の異名をとり、葉村譲を振り回すミステリー愛好会の会長・明智恭介を中村さんが演じる。

 神紅大学のミステリー愛好会に所属する葉村譲と明智恭介は、学内の事件を推理する自称“ホームズ”と“ワトソン”。しかし、葉村はミステリー小説オタクなのに全く推理が当たらない万年助手。事件のにおいを嗅ぎつけては首を突っ込む会長の明智に振り回される日々を送っていた。

 そんなある日、2人の前に剣崎比留子という謎の美人女子大生探偵が現れ、ロックフェス研究会の合宿への参加を持ちかける。部員宛てに謎の脅迫状が届いたこと、去年の参加者の中に行方知れずの女子部員がいることを伝え、葉村と明智の興味を引く。3人は山奥にたたずむペンションの紫湛荘(しじんそう)に向かう。そこに次々と現れるクセモノだらけの宿泊者。葉村らは想像を絶する異常事態に巻き込まれ、立て籠もりを余儀なくされる。一夜が明け、一人の惨殺死体が発見され……というストーリー。

 ◇「Perfume」のコメント

 ――オファーをいただいた時の感想は。

 「屍人荘の殺人」の主題歌を担当させていただくことになり、この映画のための楽曲を書き下ろしていただきました。3人組によるすごく面白そうな物語。同じく3人組である私たちに主題歌のオファーをしていただき、すごくうれしかったです。私たちの大好きな神木君が主演だったこともあり、二つ返事でOKしました(笑い)。(あ~ちゃん)

 ――映画を見ての感想は。

 シリアスそうなタイトルなので心構えして臨んだのですが、初っぱなから面白くて、3人で声を出して笑いながら見ていました!(のっち)

 物語が進むにつれて、どんどん世界にのめり込んでいきました。登場人物たちが面白くて個性的で、見終わった後も話が尽きませんでした。(かしゆか)

 ラストには「え、うそでしょ!?」と思うすごい衝撃が待っていて、ビックリしたのですが、そのストーリーの結末のおかげで、最後に流れる私たちの楽曲もより深く聞こえた気がします。(あ~ちゃん)

 ――最後にメッセージを。

 曲のイメージや歌詞に込められた意味について、中田(ヤスタカ)さんからいつも以上にしっかりと教えてもらった上で歌わせていただいたので、特に力が入ったものができました。中田さんとしても、私たちとしても気に入っている楽曲です。

 ストーリーの展開が本当にすごい映画ですが、その展開に負けないくらいアップテンポで、元気で、ラストを優しく温かく包み込んでくれる、映画のラストにふさわしい曲になっていると思います。ぜひ映画館で見ていただけたらうれしいです。(あ~ちゃん)

 ◇神木隆之介さんのコメント

 この作品はタイトルだけ見るとおどろおどろしい感じがしてしまうので、主題歌がすごく大事だなと思っていました。この映画を代表する曲を歌ってくれるのはどんなアーティストだろうってずっと考えていた中、「Perfume」さんだと聞いて「すっごいおしゃれでステキ! やばいやばい! 楽しみ!」とはしゃいでしまいました。

 普段から「Perfume」さんと仲良くさせていただいているのですが、こうやって一緒にお仕事させていただくのは初めてで変な感じがします(笑い)。すごくすてきな曲を歌っていただいて、跳ぶほど喜んでいます!

 ◇浜辺美波さんのコメント

 すごくすてきな曲でした! つけていただいた「再生」というタイトル、この「屍人荘の殺人」の物語において、「どこが“再生”なんだろう?」「何が“再生”なんだろう?」って考えると、意味が深いなあ、いいなあと思いました。みんなで考えてもらえると、より楽しめる曲だと思います。

 ◇中村倫也さんのコメント

 映画を見るまで主題歌アーティストが誰か知らなかったので、映画を見る時に隣の席のリュウ(神木さん)に「主題歌って誰の曲?」と聞いたら、「内緒です!」とニヤニヤしながら言われました(笑い)。この映画のラストにこの曲が流れるのを聞いて、舞台でいう「幕がちゃんと下りた」というような感じがしましたね。

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