人気グループ「関ジャニ∞」の安田章大さんが5日、東京都内で行われた音楽劇「マニアック」のゲネプロと会見に出席した。2017年2月に脳腫瘍の摘出手術を受け、18年4月には立ちくらみで転倒し、背中と腰を骨折するけがをした安田さんだが、この日の公開ゲネプロでは歌ったり、踊ったりと元気いっぱいの姿を披露。記者から「お体はどうですか?」と聞かれると、「見て(くみ)とってください。好きに取ってください」と笑顔を見せ、「大丈夫ですか?」との問いには「はい!」と元気にアピールしていた。
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同音楽劇は、青木豪さん作・演出によるもの。舞台は、とある町の山の上の八猪(やずま)病院。この病院の院長・八猪不二男(古田新太さん)は、人当たりの良い柔和な人物と見せかけて、実はロボットと人体の融合=新しい医療の可能性を夢見て、入院患者を利用して人体実験を行っていた。そんな院長の唯一の弱点は、一人娘のメイ(成海璃子さん)。ある日庭の手入れに訪れた植木屋の犬塚アキラ(安田さん)は、院長が溺愛するメイと運命的な出会いを果たし、恋に落ちてしまう……というストーリー。会見には、古田さん、成海さんも出席した。
バラエティー番組での共演を経て古田さんがラブコールを送ったことで、安田さんの出演が決定したが、安田さんは「稽古(けいこ)場でも、こういう先輩にならなきゃなという感覚だった。尊敬しなきゃいけないことがたくさんある」と古田さんとの舞台初共演で刺激を受けているといい、「統率力がある。このカンパニーがこれだけまとまっているのは、新太さんのおかげ」と尊敬しきり。古田さんは「安田くんはすごく素直。歌も演奏もしっかりしているし、お芝居もちゃんとアキラという役として、動いてくれる。本当に頼りになる」と相思相愛の様子だった。
最初の段階からは、かなり台本に変更が加えられたそうで、安田さんは「だいぶガラッと変わりました。“ラブ”をどこかに落としてきたな、と。こういう形の青春ラブストーリーもある」と明かすと、古田さんと成海さんも大爆笑。タイトルにかけて“マニアック”な部分を聞かれると、安田さんは「めっちゃ普通やと思っています」と自己分析。古田さんが「安田くんは『関ジャニ∞』の中のバランサー。あとの人たちが、変わった人が多いから」と語ると、安田さんは「アハハ!」と声を上げ、「大きな声で笑ってしまいました」と顔をほころばせていた。
音楽劇「マニアック」は、5~27日に「新国立劇場中劇場」(東京都渋谷区)で上演。
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