この世界の片隅に:第3話 忍び寄る戦争の影… すず、周作に対してモヤモヤ? リンとの出会いも!

連続ドラマ「この世界の片隅に」第3話の場面写真 (C)TBS
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連続ドラマ「この世界の片隅に」第3話の場面写真 (C)TBS

 こうの史代さんの名作マンガが原作の連続ドラマ「この世界の片隅に」(TBS系、日曜午後9時)の第3話が29日に放送される。昭和19(1944)年、戦争の影が忍び寄る中、すず(松本穂香さん)は周作(松坂桃李さん)に別の結婚話があったことを知らされる。モヤモヤとした気持ちを抱えたままのすずは、ヤミ市からの帰り道でリン(二階堂ふみさん)という女性と出会う……。

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 昭和19年6月のある深夜。広島・呉に初めて空襲警報が鳴り、北條家では家族全員が恐怖と共に飛び起きる。徐々に戦争の色が濃くなり、北條家は刈谷家と合同で防空壕(ごう)を掘ることに。そんな状況でも、すずはことあるごとに周作に見とれてはデレデレしてしまい、義姉の径子(尾野真千子さん)、近所の刈谷幸子(伊藤紗莉さん)からキツめに当たられてしまう。そしてすずは、周作に別の結婚話があったことを知らされる。

 デレデレに加え、モヤモヤとした気持ちを抱えたままのすずは、径子の娘・晴美(稲垣来泉ちゃん)とアリを観察しているうち、誤って砂糖を水がめの中に落としてしまう。砂糖は8月から配給停止になる高級品で、義母のサン(伊藤蘭さん)はすずに、ヤミ市で砂糖を買ってくるよう自分のへそくりを渡す。ヤミ市で砂糖の値段に驚き、改めて後悔するすず。家に向かって歩いているつもりが、いつの間にか見知らぬ場所に迷い込み、帰り道が分からず途方にくれていると、リン(二階堂さん)という女性に声をかけられる。

 「この世界の片隅に」は、マンガ誌「漫画アクション」(双葉社)で連載され、2009年に「文化庁メディア芸術祭」のマンガ部門優秀賞を受賞した。戦時中、呉に嫁いだ18歳のすずの生活が、戦争の激化によって崩れていく様子が描かれた。コミックスの累計発行部数は130万部を突破し、16年公開の片渕須直監督が手がけた劇場版アニメはロングヒットを記録した。

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