女優の永野芽郁さんが10日、2018年4月2日に放送をスタートするNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「半分、青い。」の会見を岐阜県恵那市岩村町で行った。ヒロイン・楡野鈴愛(にれの・すずめ)を演じる永野さんは、今月から同地で撮影を開始しており、脚本家の北川悦吏子さんは、その姿を「アルプスの少女ハイジのようだ」と評し、「イメージ通り」と太鼓判を押したという。永野さんも「(ハイジに)似ているんじゃないでしょうか」と笑顔を見せていた。
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永野さんは劇中の高校の制服姿で会見に登場。「(ハイジと)鈴愛は雰囲気が似ていると思う。自然がいっぱいあって周りの人に愛されて……」と説明しながら、「ハイジをしっかりと見たことがないので……。おじいちゃんに見なさいって言われて全話渡されたことがあったんですけど、途中で見なくなっちゃって……」と照れ笑いだった。
また会見に同席したNHKの勝田夏子・制作統括は、ハイジと評された部分を「自然の中で、のびのび駆け回る活動的な女の子。のびのびしたおおらかな女の子という意味だと思う」と説明。さらに、物語が進むと、鈴愛はある登場人物から愛情を込めて「岐阜の猿」と呼ばれることを明かし、「元気に飛び出していく型にはまらない女の子。生命力の強い野生児ですね」と話した。
「半分、青い。」は大ヒットドラマ「ロングバケーション」などで知られ、“恋愛ドラマの神様”の異名も持つ北川さんのオリジナル作品。1971年に岐阜県で生まれ、病気で左耳を失聴したヒロイン・鈴愛が、高度成長期の終わりから現代までを七転び八起きで駆け抜け、一大発明を成し遂げるまでの物語。全156回を予定。
10月23日に岐阜県東濃地方でクランクインし、この日は、1989年、高校最後の夏休みにヒロインの鈴愛が、幼なじみの律の家に向かうため架空の町、東美濃市梟(ふくろう)町にある商店街「梟商店街」を駆けていくシーンが撮影された。永野さんは歌を歌いながら楽しそうに商店街を駆け抜け、写真撮影ではカメラマンのリクエストに応じて、さまざまなポーズを取るなどリラックスした様子を見せていた。4月24日の第20回で放送される予定。
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