大ヒットした劇場版アニメ「君の名は。」などを手がけた新海誠監督が10日、国立新美術館(東京都港区)で行われた展覧会「新海誠展 -『ほしのこえ』から『君の名は。』まで-」の記者発表会に出席した。同展は新海監督のデビュー15周年を記念して開催されるもので、同美術館で現役アニメーション映画監督の展覧会が行われるのは初めて。新海監督は「すごくすてきな展覧会になったと思う。こういうところでアニメを展示してもらえるなんて、アニメの受け取られ方が少し変わってきたのかな」と喜んだ。
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また、「君の名は。」で主人公のデート場所として同美術館が劇中に登場することに触れながら「高校生のデート場所としては敷居が高い場所として描きました。およそ1年後になりますが、この場で展覧会ができることがうれしい」と満面の笑みを見せた。
この日は、同展の音声ナビゲーションを務める俳優の神木隆之介さんも出席。また、プレス向けの内覧会も行われ、会場内がお披露目された。発表会の前に内覧をしたという神木さんは「すごい迫力で言葉が出ませんでした。白いまっさらな壁に(作品が)配置良く展示され、ずっと居たい空間になっています」と語っていた。
展覧会では、新海監督のデビュー作の短編アニメーション「ほしのこえ」や「雲のむこう、約束の場所」「秒速5センチメートル」「星を追う子ども」「言の葉の庭」「君の名は。」などの作品の企画書や絵コンテ、映像資料、造形物など約1000点が展示されるほか、作品の上映会、フォトスポットの設置、「君の名は。」に登場するカフェが再現される。会期は11日~12月18日。料金は一般1600円、大学生1200円、高校生800円。中学生以下無料。
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