人気グループ「Sexy Zone」の中島健人さん主演の映画「心が叫びたがってるんだ。(ここさけ)」(熊澤尚人監督)が22日からTOHOシネマズ新宿(東京都新宿区)ほかで公開される。2015年に公開され、ヒットした劇場版アニメを実写化。原作アニメは、人気アニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」のスタッフが手がけたことも話題になった。中島さんのほか、芳根京子さん、E-girlsの石井杏奈さん、佐藤浩市さんの息子、寛一郎さんが演じる葛藤を抱えた高校生たちが、クラスメートらとの交流を通じて次第に変わっていく姿を描く青春群像劇だ。
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高校3年生の坂上拓実(中島さん)は、ある日、トラウマを抱えて言葉が発せられない成瀬順(芳根さん)らと共に、担任教師から地域ふれあい交流会の実行委員に任命される。担任の提案で交流会での演目はミュージカルとなり、順が主役に立候補する……というストーリー。人と本音で向き合うことが苦手な拓実を中島さん、何かを話そうとすると腹痛が起きてしまう順を芳根さん、順らと実行委員に選ばれる優等生の仁藤菜月を石井さん、野球部の元エース、田崎大樹を寛一郎さんが演じる。荒川良々さん、大塚寧々さんも出演している。
高校生たちによる青春ものと聞くと、どうしてもキラキラした物語を思い浮かべてしまうが、「ここさけ」はいい意味でノスタルジックな空気をまとっている。だから世代を問わず世界観にすんなりと入っていける。アニメ版のリズムやテンポ感、各キャラクターを実写で見事に再現しているのに驚かされる。なにより、順を演じた芳根さんの熱演に拍手を贈りたい。しゃべれないという難役だが、視線や表情、動きなどで順の心情を表現し、せりふを発していないのに雄弁だ。王子オーラを消した中島さんの拓実もリアリティーがあり、拓実と順のやり取りのシーンはほのぼのとさせられる。言いたいことを言えない、伝えたいけど伝えられない。そんなもどかしい思いに心がくすぐられた。(遠藤政樹/フリーライター)
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