東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催されている日本最大の同人誌即売会「コミックマーケット(コミケ)83」が2日目となる30日を迎え、来場者は11年冬の「81」の2日目と同じ17万人だった。同日は朝から雨が降り、人気マンガ「黒子のバスケ」の脅迫問題を受けて、同作の同人誌を扱う900のサークルが出展を見送るなどしたが、昨年の規模を維持した。主催の準備会は「正直減ると思っていたので驚いている。だが何より2日目が無事終わってほっとしている」と話していた。
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コミックマーケットは、マンガや小説、ゲームソフトなどさまざまなジャンルの創作物を扱った同人誌の即売会。75年から始まり、現在は夏と冬の年2回開催されている。
2日目の30日は、「ONE PIECE(ワンピース)」や「テニスの王子様」などのジャンプ系マンガや、同人ゲームから生まれた作品群「東方Project」など約1万1700サークルが出展した。本来は「黒子のバスケ」の同人誌もこの日に出る予定だった。
「黒子のバスケ」が出展する一般ブースの一角は、多くが出展不在の状態だった。しかし8日に「同作の同人誌は出展見合わせ」が発表されて約20日間の短期間にもかかわらず、他の同人誌を作って出すなど意地を見せたサークルもあった。コスプレーヤーは、雨のため、本来の外のスペースは使わず、館内の空いたスペースを見つけて陣取り、ポージングや撮影を楽んでいた。
最終日となる31日は、オリジナル・創作系の同人誌、同人ゲームなどを扱う約1万1500サークルが参加し、3日間で最もにぎわうとみられる。(毎日新聞デジタル)
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