ミュージカル「シカゴ」の主演でブロードウェーデビューを果たした女優・米倉涼子さんがこのほど、没後50年を迎える米女優のマリリン・モンローの素顔に迫るWOWOWのドキュメンタリー番組「ノンフィクションW『マリリン・モンロー 最後のインタビュー~初公開の肉声から浮かび上がる素顔~』」(WOWOW、8月3日放送)のナレーション収録を行った。米国で英語漬けの日々を送っていたため、「日本語は難しい」と苦笑いだったが、ブロードウェー再挑戦への意欲を聞くと、「やります!」と即答、強い決意をにじませた。
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番組では、1962年8月5日に急死したモンローの没後50年に合わせ、偶然にも死の直前となった雑誌インタビューで録音された“最後の肉声”を日本初(一部は世界初)公開。36年の波乱に満ちた生涯を紹介し、“最後の肉声”やインタビュアーの証言などを基に、“素顔のモンロー”を解き明かしていく。
モンローについては、「知っているようで知らなかった」という米倉さんだが、「ものすごく面白かった」と収録を機に興味を持った様子。ブロードウェーへの挑戦のため、英語漬けの日々を送っていたためか、今回のナレーション収録ではやや苦戦もあったようで、「日本語って難しい。英語も難しいけど、口が回らない」と苦笑いで、「目の前に活字があるとね……。全部暗記した方がやりやすいのかも」と快活に笑ってみせた。
番組では、米国を代表するスターでありながら、自信が持てず、大きなプレッシャーを感じていたというモンローの一面も明かされるが、米倉さんは「(モンローの)心の中と周りで起きていることのギャップ。私も日本の中で仕事をしていてもギャップはあるけど、世界の大スターだから、そのギャップはすごく大きかったんだと思う」と共感を覚えたようで、「私も、緊張しない印象とか強そうとかいうイメージを持たれているけど、『私だって人間なんだ』って思うことはありますから」と実感を込めて語っていた。
“最後の肉声”で、「私は信念を持った女優になりたい」と36歳のモンローは語っているが、くしくも50年前のモンローと同じ36歳の米倉さんは「ハングリーな気持ちでずっといたい。常に学んで、学んだことを吸収できるようにアンテナを張っていたい」と前向きだ。今回のブロードウェーデビューについては、「私はがむしゃらすぎちゃって、重圧とかはよく分からなかった」とさらりと振り返りながらも、再挑戦については「やります!」と強い思いを口にしていた。
ノンフィクションW「マリリン・モンロー 最後のインタビュー~初公開の肉声から浮かび上がる素顔~」は8月3日午後10時から、WOWOWプライムで放送予定。(毎日新聞デジタル)
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