黒木メイサ:13年の大河ドラマ「八重の桜」に出演決定 ふっくらしたおなかで会見に

1 / 1

 2月に元「KAT−TUN」のメンバーで歌手の赤西仁さんと結婚し、現在、妊娠5カ月の女優の黒木メイサさんが、綾瀬はるかさん主演の13年のNHK大河ドラマ「八重の桜」で八重のライバル・中野竹子を演じることが30日、発表された。黒木さんは同日、NHK放送センター(東京都渋谷区)で開かれた新キャストの発表会見に登場。長めの白いジャケットを着ていたものの、おなかがふっくらしており、会見中、おなかに手を当てる場面もあった。

ウナギノボリ

 黒木さんが演じる中野竹子は、容姿端麗で文武両道の才女。江戸で生まれ、長刀の名手で道場の師範代を務めるが、戊辰戦争が始まると会津に戻り、藩士の妻らに長刀を教える。西軍が城下に侵攻した際は、「娘子隊」を結成し、奮闘する……という役どころ。黒木さんは「生きる力、人とのつながり、何かを守る大切さ、勇気を皆さんに伝えていき、自分も作品から学びたい」と意気込みを語った。

 同局の内藤愼介チーフプロデューサーによると、昨年秋ごろから黒木さんに出演をオファーしていたといい、黒木さんのクランクイン時期については「台本は完成していないので、スケジュールと相談しながら、調子を見る」と明言をさけた。また、「黒木さんは妊娠中なので代役は考えなかったか?」と聞かれると、「撮影に支障がなければやれる。誰が必要かを考えて(制作は)スタートしている」と語った。

 今回、発表されたキャストは16人で、八重の兄・山本覚馬(かくま)を西島秀俊さん、八重の最初の夫・川崎尚之助(しょうのすけ)を長谷川博己さん、八重の幼なじみ・日向ユキを剛力彩芽さん、八重の父・権八(ごんぱち)を松重豊さん、八重の母・佐久を風吹ジュンさん、兄・覚馬の妻・うらを長谷川京子さん、八重の弟・三郎を工藤阿須加さんが演じる。さらに、会津藩の最後の藩主・松平容保を綾野剛さん、会津の若き知将・山川大蔵(おおくら)を玉山鉄二さん、主席家老・梶原平馬(へいま)を池内博之さん、家老・神保内蔵助の長男・修理(しゅり)を斎藤工さん、「薩会同盟」の立役者・秋月悌次郎(ていじろう)を北村有起哉さん、容保の義姉・照姫を稲森いずみさん、“鬼神”の異名を持つ佐川官兵衛を中村獅童さん、家老・西郷頼母(たのも)を西田敏行さんが演じることも発表された。

 ドラマでは、福島県出身で戊辰戦争の落日、会津の鶴ケ城に500人の女たちと立てこもり、銃を持って戦ったことから“幕末のジャンヌ・ダルク”と呼ばれる主人公・八重(1845~1932)の一生を描く。脚本は「ゲゲゲの女房」の山本むつみさん、テーマ音楽は坂本龍一さんが担当する。13年1月から放送。全50回を予定。(毎日新聞デジタル)

テレビ 最新記事