注目ドラマ紹介:「リーガル・ハイ」 堺雅人主演の弁護士コメディー 初共演ガッキーと法廷で共闘

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 俳優の堺雅人さんが初めて弁護士役に挑戦し、主演する連続ドラマ「リーガル・ハイ」(フジテレビ系)が17日、放送をスタートする。堺さん演じる“最低な”性格ながらもすご腕の弁護士の主人公・古美門研介(こみかど・けんすけ)と、新垣結衣さん演じるまじめで正義感が強いが融通の利かない新米弁護士・黛真知子(まゆずみ・まちこ)という相いれない“水と油”の2人が、ぶつかり合いながらも真相を追求し、法廷で共に闘っていく姿をコメディータッチで描く弁護士ドラマだ。堺さんと新垣さんは今回が初共演となる。

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 物語は、古美門の破天荒なやり方に懐疑的で反発する周囲の人間が、次第に自分の描いていた正義が絵空事だったことを思い知り、忘れかけていた闘う気持ちやあきらめない気持ちを思い出していく……と展開していく。脚本は、映画「ALWAYS 三丁目の夕日」(05年)、ドラマ「ゴンゾウ 伝説の刑事」(08年、テレビ朝日系)などを手掛けた古沢良太さんが担当する。

 堺さん演じる古美門は、偏屈で毒舌、皮肉屋、気分屋で浪費家、そして金と名誉と女が好き……という“人格破綻者”で、「勝った者が正義」という信念で手段を選ばず、一度も訴訟に負けたことがない。一方、古美門と正反対の性格と信条を持った黛は、古美門のわがままに振り回され、毒舌で罵倒されるも、へこたれずに言い返し、時に彼をも振り回すという役どころ。ことあるごとに対立する2人だが、極端な性格で人にこびない黛に、古美門は一目置いている。

 ほかに、古美門のかつての上司で、巨大高層ビルに事務所を構える三木法律事務所の所長・三木長一郎を生瀬勝久さん、長一郎の美人秘書・沢地君江を小池栄子さん、古美門事務所の事務員で世話係の服部を里見浩太朗さん、古美門が「草の者」と呼ぶ情報屋兼便利屋の加賀蘭丸を「KAT−TUN」の田口淳之介さん、三木法律事務所に務める若手弁護士・井手孝雄を矢野聖人さんが演じる。

 第1話は、三木長一郎(生瀬さん)の法律事務所で働く黛(新垣さん)は、殺人の罪に問われた坪倉裕一(中村蒼さん)を弁護するが敗訴。判決が不当と信じる黛は控訴したいが、三木に反対される。納得できない黛は、秘書の沢地(小池さん)の紹介で、かつて三木法律事務所に在籍したすご腕の弁護士・古美門(堺さん)のもとを訪ねるのだが、事情を聞いた古美門から、弁護費用3000万円と相談料50万円という法外な費用を要求され、腹を立てて帰ってしまう。事務所に戻り、沢地から古美門の過去など、詳細を聞かされた黛は翌日、3000万円を用意して古美門の事務所へ向かうのだった……という内容。

 主題歌は「PES from RIP SLYME」の「女神のKISS」が起用された。放送は17日から毎週火曜午後9時。初回は15分拡大版。(毎日新聞デジタル)

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