マツダの元エンジニアで、スポーツカーの「ロードスター」「RX-7」などの開発に携わった貴島孝雄さんが、5月11日午後9時から放送のトークバラエティー番組「おぎやはぎの愛車遍歴 NO CAR, NO LIFE!」(BS日テレ)にゲスト出演する。エンジニア人生とマシンに対するこだわりや愛情、自らの愛車遍歴、「ル・マン24時間レース」の裏話を披露する。
ウナギノボリ
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1967年に18歳でマツダに入社し、40年以上もクルマの設計、開発に携わってきた貴島さん。少年時代から、動くものの動力、構造に興味津々だったという。教科書は、家の前に止まった故障車。「下へ潜って構造を見るのが好きでした」と語り、MCの矢作兼さんは「下へ潜って隠れんぼなら分かるけど」と子供らしからぬ感性に驚く。
入社当初は商用車の設計、開発を担当していたが、1978年発売のサバンナRX-7の開発チームへの参加が転機になった。才能がスポーツカー部門で開花し、上司同士が貴島さんの争奪合戦をするほどだった。
開発にかける情熱から「鬼の鬼島」と恐れられていたといい「技術には妥協はダメだと。技術は裏切らないんですよ。そこをないがしろにして、頑張ったんだからいいよという話があるけど、それじゃダメだと。絶対許さなかった」と話す。
1991年のル・マンでは、マツダの787Bが日本車として初優勝。設定がうまくいかなかったマシンには、貴島さんが手を加えていたという。それが功を奏しての快挙だったが、後日、とんでもない事実が明らかになった。ヒヤヒヤの後日談を自ら語る。
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