運命の出会い:筧美和子 何気ない日常を切り取る写真家・佐内正史のデビュー作に触れ「涙が出そうに」

筧美和子さん
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筧美和子さん

 今をときめく俳優やアーティストに、影響を受けた人について聞く「運命の出会い」。今回は俳優でタレントの筧美和子さんに、7年半ぶりの写真集「筧美和子写真集 ゴーみぃー」(集英社、4月26日発売、3300円)を撮影した写真家・佐内正史さんとの思い出を語ってもらいます。

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 今回の写真集を撮影をしてくださったカメラマンの佐内正史さんとの出会いは、本当に運命だと思っています。

 今回、私から佐内さんに「撮っていただけませんか」とお願いをしました。きっかけは、「生きている」という1997年に出版された佐内さんのデビュー作でした。大分前に買って自宅の本棚にあって、ふと取り出してみたんです。

 何気ない日常の断片を切り取った写真集なんですけれど、それを見ると、自分が体験したわけじゃないのに懐かしさを感じるというか、涙が出そうになる、そういう感覚がありました。

 このたび自分の写真集のことについて考えているときに、家の本棚からお気に入りの写真集を出してきて、これまで影響を受けてきた方たちの作品を見て、改めてどうしたいかなと考えていた中で、「佐内さんにお願いしてみよう」と。

 お会いしてみたら、そんなに言葉を交わさなくても一瞬で私が求めているものを察してくださった。おこがましいですけれど、感覚が似ているように感じ、写真を撮っていただいていても、普通に話していてもすごく居心地が良かった。感覚が合うというか、波長が合うというか、撮影中も「これは運命だよね」ってお互いに言ってました(笑い)。

 お声がけさせていただいたタイミングは、佐内さんにとっても大きな展示会が終わって、次に何をやろうかと考えているときだったらしくて、じゃ、やってみようと思っていただいて。本当にタイミングってすごく大事だなって思いましたね。ばっちり合って、運命の出会いができて、本当に良かったなと思います。

 <プロフィル>

 かけい・みわこ 1994年3月6日生まれ、東京都出身。2013年、フジテレビ系「テラスハウス」に出演して注目される。以後、俳優やモデル、グラビアなど幅広く活躍中。趣味は絵を見たり、描いたりすること、旅、音楽鑑賞。特技はバレーボール、クラシックバレエ。

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