ARIEL:“幻のOVA”がHDリマスターBDボックスに 原作は笹本祐一 庵野秀明監督のコメントも

「ARIEL」のビジュアル(c)笹本祐一/ARIEL PROJECT オリジナルイラスト (c)鈴木雅久
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「ARIEL」のビジュアル(c)笹本祐一/ARIEL PROJECT オリジナルイラスト (c)鈴木雅久

 笹本祐一さんのSF小説が原作のOVA(オリジナル・ビデオ・アニメ)「ARIEL(エリアル)」のHDリマスター版ブルーレイディスク(BD)ボックスが、7月26日に発売されることが分かった。同作は1989年、91年に発売された“幻のOVA”。日本国内では発売当初、VHS、LDが発売されたのみだったが、35ミリオリジナルネガフィルムが見つかり、HDリマスター化された。

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 「ARIEL VISUAL 1&2 SCEBAI最大の危機(前編&後編)」「DELUXE ARIEL 接触篇&発動篇」を収録。2022年に亡くなった同作のオリジナルイラストレーターの鈴木雅久さんが生前に描いていた「未発表ARIEL画稿」の許諾を得て、BDボックスに使用した限定仕様となる。原作連載当時、発売されていた全3巻のソノラマ文庫カセット版復刻され、特典DVDに収録される。

 BDの発売を受けて、「エヴァンゲリオン」シリーズなどで知られる庵野秀明監督が「祝!フィルム発見&BD化。これぞ明るく軽い何でもありだった80年代(後半)のノリ、テアトル池袋(当時)がアニメ映画専門館だった頃のまさにOVAって感じ、でしょうか。いや、懐かしいです。同時期に『トップをねらえ!』や『ふしぎの海のナディア』を作ってた庵野秀明」とコメントを寄せている。

 「ARIEL」は、国立科学研究所の所長・岸田博士とそのスタッフが女性型の巨大ロボット兵器ARIELを開発する……というストーリー。原作は、1986年に連載をスタートし、全20巻の文庫が発売された。

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