無職転生II:話題の特殊ED “ナナホシ”若山詩音が「ツバサ」カバー 「思いを乗せて」

「無職転生II ~異世界行ったら本気だす~」の第15話「遥か」の一場面(c)理不尽な孫の手/MFブックス/「無職転生II」製作委員会
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「無職転生II ~異世界行ったら本気だす~」の第15話「遥か」の一場面(c)理不尽な孫の手/MFブックス/「無職転生II」製作委員会

 小説投稿サイト「小説家になろう」で人気のライトノベルが原作のテレビアニメ「無職転生 ~異世界行ったら本気だす~」の第2期「無職転生II ~異世界行ったら本気だす~」の第15話「遥か」の特殊エンディングテーマとして流れた「ツバサ」がSpotify、Apple Musicなどで配信をスタートした。ナナホシ役の声優の若山詩音さんがロックバンド「アンダーグラフ」の大ヒット曲「ツバサ」をカバーし、SNSで「エモい」などと話題になった。

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 若山さんは第15話について「ナナホシが元の世界に帰るために一生懸命なのは分かっていましたが、15話を通して初めて、進めたくてもなかなか研究が進まない、どうしようもないもどかしさを感じて想像以上に苦しんでいたのだな、と感じました。私にも、もちろんこれを見てくださっている皆様にも、何もかもうまくいかずすべてに八つ当たりしたくなる時があると思いますが、ナナホシはあんな平気そうな顔をして、ずっとずっとそれを抱え込んでいたのかと思うと、どれほどの苦痛だろうか……と思います。そういったナナホシの苦労、苦痛を考えながら、どうしようもないもどかしさを抱えて、収録に望ませていただきました」とコメント。

 「『ツバサ』は、私も子供の頃よく聴いた、大好きな曲です。そんな『ツバサ』をナナホシとして歌唱させていただけることが、本当に本当にうれしかったです。ナナホシは以前から『ツバサ』を口ずさんでいることがあり、私の中でこの曲は『ナナホシと元の世界をつなぐもの』だな、と感じていたので、元の世界を恋い焦がれる気持ちや、今の自分の状況への嘆きなど、たくさんの思いを乗せて歌わせていただきました」と話している。

 「『無職転生』、そして『無職転生II』を愛してくださって本当に本当にありがとうございます。最初は謎多き少女だった“サイレント・セブンスター”も、少しずついろいろな面を持つ普通の女の子“ナナホシシズカ”になっていき、私はナナホシが愛おしくて仕方ありません……。今後ともどうか、『無職転生II』と共にナナホシを愛していただけたらうれしいです……!」と呼びかけている。

 「無職転生」は、34歳無職の男性が死んでしまうが、剣と魔法の異世界で生まれ変わり、前世での知能と後悔を生かし、新たな人生が動き始める……というストーリー。“なろう系”ラノベのパイオニアとされる人気作で、MFブックス(KADOKAWA)で書籍化され、コミカライズも展開されている。シリーズ累計発行部数は1485万部以上。

 テレビアニメ第1期の第1クールが2021年1~3月、第2クールが同10~12月に放送され、同作のために設立されたアニメ制作会社スタジオバインドによるハイクオリティーな映像も話題になった。第2期の第1クールが2023年7月~9月に放送された。

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