俳優の吉高由里子さん主演のNHK大河ドラマ「光る君へ」(総合、日曜午後8時ほか)の第16回「華の影」が、4月21日に放送され、石山寺からの帰路、さわ(野村麻純さん)が
まひろ(吉高さん)に不満をぶつける様子が描かれた。
ウナギノボリ
10年前の朝ドラ「花子とアン」 当時の吉高由里子インタビュー
さわとまひろは近江の石山寺へと出かけるも、そこで出会った藤原寧子(財前直見さん)の一人息子・道綱(上地雄輔さん)が、夜這い相手を間違えたことから、さわとまひろの関係もギクシャク。
さわはまひろの前で「私には才気もなく、殿御を引き付けるほどの魅力もなく、家とて居場所がなく……もう死んでしまいたい!」と言い出すと、「『蜻蛉日記』のお話のときのけ者にしたでしょ」「道綱様も、私ではなくまひろ様が欲しかったのです!」「まひろ様は私の味方だと思って信じてましたけど、それも違いました」と不満が止まらない様子。
さらに、自分のことを「家ではどうでもいい子で、石山寺でもどうでもいい女だった」と卑下し、「生きているかいもない、どうでもいい人なのです。これ以上、私を惨めにさせないでください」と嘆き悲しみ、まひろを大いに困らせた。
SNSではさわの発言に対して、「さわさん、こじらせすぎだろ…」「とんだ八つ当たりだな」「かまってちゃんめんど」などと視聴者は反応。「まあ…おなごってこういうメンドくさいところはあるよねえ」との声がある一方で、「開幕早々、さわちゃんが私みたいなこと言っててつらい」「しかし、さわさんの気持ちもわかる」と同情や共感も寄せられ、「道綱許すまじ」「全部道綱が悪い」「さわちゃん、幸せになってほしい」といった意見も書き込まれた。
「光る君へ」は63作目の大河ドラマ。平安時代中期の貴族社会が舞台で、のちに世界最古の長編小説といわれる「源氏物語」を書き上げた紫式部(まひろ)が主人公となる。脚本を、2006年の「功名が辻」以来、2度目の大河ドラマ執筆となる大石静さんが手掛け、きらびやかな平安貴族の世界と、懸命に生きて書いて愛した女性の一生を映し出す。
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