俳優の吉高由里子さん主演のNHK大河ドラマ「光る君へ」(総合、日曜午後8時ほか)の第14回「星落ちてなお」が、4月7日に放送され、信川清順さん演じるいとの発言が話題となった。
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第14回では、いまだ貧しいままのまひろ(吉高さん)の家で、まひろの弟・惟規(高杉真宙さん)の乳母を務めてきたいとは、為時(岸谷五朗さん)に「おいとまをいただきとうございます」と願い出る。
為時が理由を尋ねると、いとは「私、食べなくても太ってしまう体でございますので、なんというか、居場所がないというか」と恥じてみせ、為時の「いまさら何を申すか」との言葉をさえぎり、「されど、土御門殿での姫様のお仕事も決まらず、私の仕立て物の注文も途絶えがちで、もう私がおいとまをいただくしかあるまい」と涙ながらに告白するが、実はいとは、夫と生まれたばかりの子をはやり病で亡くしていて、行く当てがないことを分かっている為時は、いとのこれまでの働きに感謝し、「この家はお前の家である。ここにおれ」と優しく語りかけた。
SNSでは「いとさんの『食べなくても太ってしまう体』というパワーワードw」「いとさん…食べなくても太るのね…」「食べなくても太るwいとさんwww」といった反応のほか、「いとさんにも、そんなつらい過去があったのか…」「いとさんに、そんな悲しい過去が…(泣)、為パパの笑顔が優しい」などの感想の声も上がった。
いと役の信川さんは、同シーンを振り返り「絶対に出て行きたくない、本当は、絶対こんなこと言いたくないけど、本当に少しでも食いぶちを減らさなければ、私がいたら、見るだけであつかろうみたいな感じだったと思う」といとの思いを代弁。さらに「それはすごくつらくて、しかも殿様(為時)のこと、めちゃめちゃ好きなので(笑い)。殿の顔を見るなりね、『言えん』と思ったんですけど。気丈に振る舞って、いとは伝えた」といい、「殿様にきょう引き止めてもらえてよかったです、ありがとう殿~!」と感謝の言葉を口にした。
「光る君へ」は63作目の大河ドラマ。平安時代中期の貴族社会が舞台で、のちに世界最古の女性文学といわれる「源氏物語」を書き上げた紫式部(まひろ)が主人公となる。脚本を、2006年の「功名が辻」以来、2度目の大河ドラマ執筆となる大石静さんが手掛け、きらびやかな平安貴族の世界と、懸命に生きて書いて愛した女性の一生を映し出す。
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