マンガ誌「月刊コミックフラッパー」(KADOKAWA)で連載中の杉浦次郎さんのマンガ「僕の妻は感情がない」がテレビアニメ化され、7月からTOKYO MX、MBSほかで放送されることが分かった。社畜サラリーマンと家事ロボットの同居生活を描いており、声優の豊永利行さんが社畜サラリーマンの小杉タクマ、稲垣好さんが家事ロボットのミーナを演じることも発表された。充電中のミーナが描かれたティザービジュアルも公開された。
ウナギノボリ
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「僕の妻は感情がない」は、2019年から同誌で連載中。一人暮らし3年目の社畜サラリーマンの小杉タクマと、感情がないはずの家事ロボット・ミーナが同居することになり、夫婦の絆が芽生えていく……というストーリー。「次にくるマンガ大賞 2022」コミックス部門で第6位に選ばれるなど人気を集めている。
アニメは、「五等分の花嫁」で演出を手がけた吉村文宏が監督を務め、広田光毅さんがシリーズ構成、ウクレレ善似郎さんがキャラクターデザインを担当する。手塚プロダクションが制作する。
小杉タクマ役の豊永さんは「『僕の妻は感情がない』タイトル通りロボットとの生活を描いた作品なのですが、時にほのぼのし、時にシュールに、時にロボットという無機質な存在に心を動かされる。とても不思議な、でも嫌じゃない、無機物にも優しい気持ちになれる。そんな作品です。彼ら(?)の生活をぜひ、垣間見ていただけたらと思います」と話している。
ミーナ役の稲垣さんは「原作を読ませていただいた時、この不思議な空気感にすぐにひき込まれました。アニメ化、本当にうれしく思います。すてきな作品に関わることができて幸せです……! 触れば固くて感情がないロボットのはずなのにどこか暖かさと可愛らしさを感じる、そんなミーナちゃんの魅力が皆様に伝わるように精いっぱい演じさせていただきます。どのキャラも本当に魅力的なので、動いているみんなを楽しみにしていてください!」とコメントを寄せている。
吉村監督は「この作品はハードSFである。日常ラブコメ、異種間スラップスティックの楽しい世界が杉浦先生の紡ぐページから繰り広げられているが、我々はだまされている。その根底には生活の中で人々が忘れかけている心が、可愛い家事ロボットとのコミュニケーションを通してひもとかれている。今回の映像化で、杉浦先生の提示されているその大テーマを我々はどこまで表現できるか、不安はあるが全力を尽くすのみである」と話している。
原作の杉浦さんは「人生でアニメ化していただく機会があるとは思っていなかったので『僕の妻は感情がない』をアニメ化してくださり、本当にうれしく思っております。せっかくの長編連載だからいろいろな話に挑戦してみたいと思い、物語の途中から様子がちょっと変わるのですが変わる前までのお話がアニメになるので、ラブコメとして安心して見ていただけると思います。よろしくお願いいたします!」とコメントを寄せている。
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