君たちはどう生きるか:ゴールデン・グローブ賞アニメーション映画賞受賞 日本アニメ初の快挙

「君たちはどう生きるか」の一場面(c)2023 Studio Ghibli
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「君たちはどう生きるか」の一場面(c)2023 Studio Ghibli

 スタジオジブリの宮崎駿監督の劇場版アニメ「君たちはどう生きるか」が、第81回ゴールデン・グローブ賞のアニメーション映画賞に選ばれたことが分かった。同賞は、“アカデミー賞の前哨戦”ともいわれており、日本の劇場版アニメがアニメーション映画賞を受賞するのは初の快挙となった。

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 スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーは「『君たちはどう生きるか』の受賞の知らせを聞いて、本当にうれしく思います。歴史あるゴールデン・グローブ賞で、ジブリ作品が賞をいただいたのは初めてのことなので、格別な気持ちです。日本では年初以来、地震や事故などの痛ましいニュースが相次ぎました。被災地ではいまだ救助を待っている方々が数多くいらっしゃるという報道を聞くと、やり切れない思いでいっぱいになります。そんな中で受賞という明るいニュースは、少しでも皆さんに笑顔を届けることができるでしょうか」とコメントを寄せている。

 「君たちはどう生きるか」は、2013年公開の「風立ちぬ」以来、約10年ぶりとなる宮崎監督の長編アニメ。宮崎監督が原作、脚本を手掛けた。2022年12月にポスタービジュアルがお披露目されたが、あらすじ、キャスト、主題歌などが事前に明かされないまま、2023年7月14日に公開された。

 米国、カナダでは2023年12月8日に2205館で公開され、公開から3日間で先行上映を含む興行収入が約1297万ドル(約18億8000万円)を記録し、日本映画のオリジナル作品としては初めて米国週末興行収入ランキングで1位を獲得した。台湾では2023年10月6日に公開され、週末興行ランキングで4週連続1位を記録。韓国、フランス、メキシコ、イギリス・アイルランド、イタリアなどでもヒットしている。

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