松本潤さん主演のNHK大河ドラマ「どうする家康」(総合、日曜午後8時ほか)で“語り”を担当する寺島しのぶさんが、福(春日局)役で本編に登場することが11月27日、明らかになった。寺島さんは「SNSなどで視聴者の方が『(語りは)春日局じゃないか』と予想しているのは目にしていて、『え、そうなの?』と思ったこともあったんですけど、当たっていたとは……」と驚きのコメントを寄せた。
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寺島さんは7回目の大河ドラマ出演。演じる福(春日局)は、徳川秀忠(森崎ウィンさん)の嫡男・竹千代(3代将軍・家光)の乳母、後の春日局。自らを取り立ててくれた家康(松本さん)には、深い恩義と敬意を抱いている。竹千代に祖父・家康の偉業を「神のごとく」と教え、家光の治世に大きな影響を与える。
寺島さんは「冗談交じりに、『いつかご出演も』と言われたことはありましたが、まさか実現するとは思っていなかったので、やはり驚きました」と明かす。
また「“語り”が福、後の春日局だった、というのも、実は最近になって知ったんです」といい、「家康を神の君として崇め奉っていたり、豊臣に対して憎らしいような言い方を望まれたりしていたので、きっと語りは徳川サイドの人間なんだろうなとは思っていたんですけど。もっと早めに教えてもらいたかったですね(笑い)」と本心をのぞかせた。
福については「『自分たちが徳川を守っていかねばならない』という信念を持っている人です」と語る。「それができるのは、家康の孫である竹千代。竹千代の乳母である自分こそが、この子をしっかり教育しなければと、強く思っているのかな」と推測しつつ、「ですから、竹千代に大御所さま(家康)の素晴らしさを託そうとするんだけれども、幼いころの家康がそうだったように、竹千代も『戦なんて関係ない』というタイプで、いかんせん血は争えない……という(笑)。そういう必死さや不安とともに、それでも今の大御所様のように、きっとこの子もいつか立派な人間になっていくだろうという希望も込められたらいいなと思って演じました。短いシーンでいろんな表現をするのは難しいんですけど、楽しんでやらせていただきました」と撮影を振り返った。
「どうする家康」は一人の弱き少年が、乱世を終わらせた奇跡と希望の物語。新たな視点で、誰もが知る歴史上の人物・徳川家康の生涯を描く。ドラマは残り3回となっている。
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