椎名桔平:“あべのプール”に感動「水中に半円形のドームがあって」 「連続ドラマW 事件」トークショーで大阪に 

「連続ドラマW 事件」のトークショーに登場した椎名桔平さん(左)と北香那さん=WOWOW提供
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「連続ドラマW 事件」のトークショーに登場した椎名桔平さん(左)と北香那さん=WOWOW提供

 俳優の椎名桔平さんが7月24日、大阪ステーションシティシネマ(大阪市北区)で開催された主演ドラマ「連続ドラマW 事件」(WOWOW、8月13日スタート、日曜午後10時)のトークショーに登場した。

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 大阪の印象について椎名さんは「僕は三重県の伊賀出身で、高校までは伊賀にいたので大阪に来た思い出があります。一番思い出深いのは……」と切り出し、「“あべのプール”ってまだありますか?」と観客に質問。観客がうなずくと、「結構深いプールで、水中に半円形のドームがあって。潜っていくとそこで空気が吸えるんです。それに感動しました」とかつての思い出をにこやかに語った。

 ドラマで弁護士を演じる椎名さんは「自分に弁護士役ができるんだろうか?と思った」といい、「裁判所に傍聴に行って裁判の雰囲気を味わって。また、大阪に幼なじみの弁護士がいるので、夜な夜なメールで質問して役を作っていきました」と役作りについても明かした。最後に「この作品は過去や現在を乗り越えていく人間賛歌のドラマです。見応えがあると思います」とアピールした。

 イベントでは7月14日に59歳の誕生日を迎えた椎名さんにサプライズでケーキが登場。椎名さんは驚きながらも「いい年なんですが、ありがとうございます」と笑顔だった。

 トークショーには、共演の北香那さんも出席。「事件」の被害者である坂井葉津子を演じた北さんは「まず、私が葉津子役をさせていただけるのかと緊張感が走った」と言い、「葉津子の背景を想像して、自分に葉津子を落とし込んで撮影に臨みました」と撮影に臨んだようだ。続けて、「葉津子についてすごく考えて、いつもとは違う役作りでした。ずっと北⾹那と葉津子の境界線を歩いているような、不思議な感覚で演じていました」と振り返った。

 ドラマは、1978年に「第31回日本推理作家協会賞」を受賞した大岡昇平の小説「事件」が原作。ドラマでは舞台を昭和から令和に移し、当時まだ導入されていなかった裁判員裁判制度での心理戦を描写する。過去の裁判でトラウマがある元エリート裁判官の弁護士・菊地大三郎(椎名さん)が、殺人容疑をかけられた青年の弁護をする中、事件の闇の真相を痛みを伴いながらもたぐり寄せていく姿を描く。全4話。

 8月13日午後10時からWOWOWプライム・WOWOW4K・WOWOWオンデマンドで放送・配信。第1話は無料放送される。また6日正午には、WOWOWオンデマンドとWOWOW公式YouTubeチャンネルで第1話を先行無料配信する。

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