神木隆之介さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「らんまん」(総合、月~土曜午前8時ほか)は、万太郎(神木さん)の祖母・タキ(松坂慶子さん)の最期を節目に、後半戦へと突入した。制作統括の松川博敬さんが今後の見どころや、キーとなるキャラクターを明かした。
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松川さんは「おかげさまで視聴者のみなさんから予想以上の高い評価をいただいています」と話すが、劇中の万太郎には苦難が待ち受けているという。
「今後は万太郎が田邊教授(要潤さん)から東京大学への出入りを禁じられ、子供が亡くなったり、寿恵子(浜辺美波さん)も落ち込んで……。前半とはひと味違う、深い人間ドラマになっていきます」
万太郎の人生のモデルである牧野富太郎の実家の酒屋は倒産するが、史実通り「峰屋も倒産します」と明かす。そこで気になるのが、「退場した?」とも言われている竹雄(志尊淳さん)と綾(佐久間由衣さん)の再登場だ。
松川さんは、二人の再登場は「ある」と断言。綾と竹雄がどう乗り越えていくか、また万太郎と寿恵子もどう再生していくのか、後半では描かれる模様だ。
富太郎は94歳で亡くなり、長い生涯となったが、ドラマの着地点はどうなるのだろうか?
「この物語は万太郎が日本中の植物を明らかにして、納得いく植物図鑑を発刊することがゴールとなります。寿恵子にも野望があり、それをかなえていくために夫婦で走って行く姿を描いていきます」
史実通りの話となれば、万太郎は多額の借金を抱えて生きることになる。
「万太郎は周囲に迷惑をかけながら借金を重ねるような人ではありません。寿恵子さんはお店を開くことになりますが、借金を返すために一生懸命働くというわけではなく、夫の夢をかなえるために投資をするイメージです。そのためにお金が必要となっていくという考えです」
放送も残すところ、約2カ月半となった。クライマックスを迎えるにあたり、鍵を握るキャラクターを教えてもらった。
「寺田心さんが演じる、(山元)虎鉄です。万太郎とは高知で出会いますが、10年後に上京して、万太郎の助手になります。成長した虎鉄を演じる役者さんはまだ言えませんが、重要な役柄になってくると思います」
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